ベーグル

皆様お馴染みのベーグルです。東京にはいろいろなベーグル専門店が軒を連ね、くだらないベーグルを恥ずかしくもなく陳列しています。そこにはオリジナリティーもなければ、商品としての誇らしさもありません。ただ作りやすい、原価が安価である、従って儲かる、という理論があります。

ベーグルはもともとヨーロッパのユダヤ系の方々が発祥のようです。そして200年ほど前、安い労働力として米国に移民してきたユダヤ系の方々が好んで食べた、ということが伝えられています。果たして好んで食べたのでしょうか?作り方も他のパンに比べると簡易であり、原材料も決して贅沢とは程遠いものでした。はたして本当に好んで召し上がったのでしょうか?

私が作るベーグルは些かリッチな配合です。きっと昔米国に移民してきた方々も、好んで召し上がって頂けるかと思います。勿論、サンドイッチにしたときあらゆる具材に合うように作りました。ご家庭でリッチなサンドイッチをお楽しみいただければ、と思います。

でもここで問題があります。仕込む量がバターロールに比べて「倍量」になります。そして中種法という製パン方法を使いますので、油脂を後から入れます。油脂を入れてパン生地にするのがとても大変です。筋骨タクマシクなります。

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