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オランダでは欲深く生きないのが長く住めるコツです

note不更新の理由



最近メンタルが下がっていたのでnoteをお休みしていました。
仕事関係でTwitterのアカウントを作成せざるをえなくなり、作ったが最後、また性懲りも無くTwitterの投稿をたくさん見てしまい、メンタルがやられていました。


過去の記事にもいくつか書いてますが、私とTwitterの相性は最悪です。

Twitterを見ると、会ったこともない誰かの愚痴や自慢を目にすることになり、自然と自分と比べてしまいます。

愚痴よりもきついのは自慢です。愚痴に見せかけた自慢といいますか。

自慢したくて仕方ない人間が、Twitterで発言していて、それを不快に思ってしまいます。

特に、海外生活が順調で、やれ家を買っただの、やれ年収がこんだけ多くなりましただの、やれグローバルな素晴らしい仕事をゲットしただの、やれ移住して生活が大逆転!楽しくて仕方ないだの、そういう投稿に私はメンタルをやられるのです。



もう仕事で使う必要がなくなったのでTwitterのアカウントは削除しました。
たった1ヶ月だったのに私のメンタルへの影響はすさまじかったです。

Twitterをしていないとしっかり現実世界に向き合うことができます。

そして今ある幸せを噛み締めたり、本当に大切な人と会話することができます。

Twitterの友達や知り合いはリアルではありません。時に人を励ますふりして悪い方向へ導こうとしたり、アドバイスをするふりして自分の自慢をする人などがいます。

また文章だけだとその裏側にある表情や気持ちなどが見えず、意図しない意味で伝わってしまうこともあります。

オランダに欲深くなく生きている人が長く暮らせる人


最近立て続けに友達に会う機会がありました。

みんなとお茶したりごはんを食べたり。子供を夫に預け、友達と夕飯を食べに行ったのは本当に楽しかったです。

私の友達はみんなオランダに住みたくて移住してきたわけではなく、たまたまパートナーがオランダ人なのでオランダに住むことになった人たちばかり。

元々日本以外の別の国に留学や仕事で住んでいて、結婚や子供を機にオランダに引っ越してきた人たち。

みんな特にオランダでああなりたいとか、あれを手に入れたいとかはなく、自然体で時の流れに身を任せて生きています。

自分もその友達と話すことで、やっぱり私は今のままでいいんだとか、頑張らなくていい、仕事なんて、結局なんとかなるんだって、今のこのままの自分でいいんだと気づくことができました。

日本は特に頑張っているのが偉い、という風潮がありますが、オランダはいかにして楽に生きるかを考えている人が多いです。

仕事も、お金も、子育ても、頑張らない。

それはどういうことかというと、仕事を必死でやらないし、週5で働かないし、キャリアアップも目指しません。

いくら貯金しようなど考えていません。オランダ人は基本的に貯金しません。投資もしません。

オランダ人はもらった給料はほぼその次に使い切ります。ホリデーはホリデーマネーが年二回(ホリデーアロワンスと13ヶ月目ボーナス)払われるので貯めておく必要がありません。

オランダの銀行もゼロ金利ですから貯金していたって仕方ないです。

子育てに関しては、たくさんの人の手を借りて子を育てます。
自分たちだけでなく、親兄弟、近所の人や友達が一緒に子供を育ててくれます。


そんなふうに生活しているオランダ在住の日本人は地味だけど幸せに、長くオランダで生活しています。

特に魅力的な国でもないし、生活はカツカツだし、大好きなわけではないけれど、家や仕事や家族がいて、普通に幸せに暮らせるからオランダにいる、そんな感じです。

私も独身の頃は必死に生きていましたが、今は結婚して子供がいて、こちら側の世界に来てみると、随分と見えている世界が違い、最初は戸惑ったものの、この世界の方が幾分楽に生きられるし、このまま一生オランダに住むことになってもまぁいいかもしれないとまで思えるようになりました。

ここ数年移住された日本人の方の中には物質的な豊かさを求めている人がいますし、自分も過去そうでしたが、結局オランダで物質的な豊かさを求めて必死であれもこれも手に入れようとしていると、この国に長く生き残ることは難しくなります。

そういうメンタルだとオランダで暮らしにくいということです。

オランダ人のメンタルを習得するにはオランダ人と家族になり生活を共にすることが必要です。

だからオランダ人のパートナーがいる日本人の方は欲深くなく、オランダメンタルで暮らすことができるのだと思います。

そして私はそんな方達を見て素敵だと思うのです。







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