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【怖くないよ、転職活動】適応障害持ちの転職活動奮闘記

皆様、こんにちは。miです。

今年の3月末に適応障害を発症して
そこから3カ月の休職、そして7月上旬に会社を退職…

いろいろありましたが
この度、とある企業で正社員として入社が決まりました!!!
9月中旬から新しい会社で再就職いたします!
(よくやった自分!本当にえらい!)

なので今回は適応障害持ち25歳の転職活動について記録していきます。

私は適応障害で苦しんでいた頃
病気が不利になるのではないかと思い、転職活動が非常に怖かったです。
でもそんな私でも次に進むことができたので
この記事が今悩んでいる誰かの一助になれば幸いです。

本編に入る前に
私は「適応障害を隠さずに開示する方針」で選考に参加していました。
(病歴開示問題に一番悩みました…)

適応障害を患ったことを「体調不良」で濁すこともできます。

しかし、私は「適応障害を発症したけどそこも含めて自分の人生である」と
受けて入れて、これからはしっかり自分を大切にしていきたくて
聞かれた際には開示をしていました。

適応障害を患った事実は変わらないし
今後付き合っていくべき自分の性格や病気です。
開示したうえで、そんな自分を雇ってくれる企業に行ったほうが幸せだと考えました。

ただ単に開示しただけでは企業側も不安になってしまいます。
なので、しっかり発症原因や次の会社での対策などを考えたうえで
開示していくことが大事だと思います。
転職理由で体調不良がかかわっている場合には
言わざるを得ないと思いますので
その際には対策をしっかり行えば大丈夫だと思います。
(後述するのでぜひ読んでください)

ここはあくまで個人的な考えです。
開示しないほうがいいという人もいます。

「どうしたら自分が幸せになれるか」
これに尽きると思うので
これからどのように転職活動していくか悩んでいる人は
このように考えてみる手もあるのかなと思います。

転職活動で行ったこととスケジュール

使用エージェントとツール

私は以下のエージェントやツールを使用していました。

エージェント
・リクルートエージェント
・UZUZ

リクルートエージェントは紹介求人数の多さを理由に
UZUZはホワイト企業紹介、第二新卒に強いということで使用していました。
どちらのキャリアアドバイザーさんも親身になって
支援してくださり、使用してよかったです。

ツール
・Wontedly
・Openwork
・doda
・AMBI

主にWontedlyとOpenworkを使用していました。
理由としては「カジュアル面談を実施している企業と出会いたかったから」です。

上記のキャリアアドバイザーの方に適応障害を発症して前職をやめていると話したところ
「miさんは面談の質問にもしっかり回答できているし
コミュニケーションや表情にも違和感は全くないので
もう病気から回復されていることが伝わります。」
と言っていただけました。

つまり、病歴があっても
採用担当者の人と顔を合わせて会って、しっかりコミュニケーションさえ取れることをわかってもらえたら
病歴はそこまで不利にならないのはないかと考えました。

そこで、いきなり書類選考でふるいにかけられるより
カジュアル面談でまず会ってくれる企業を探そうと思ったからです。

実際にカジュアル面談を実施した企業では書類選考で落とされることはなく
すべて選考に進むことができていたので
この策は自分に合っていたと思います。

また、カジュアル面談でも病歴があることを話しておりましたが
受け入れてくれる企業と
微妙な受け取りをしてくる企業もありました。
後者を悪いとは思いませんが、
自分はそれらの企業では幸せになれないなと思って
選考に進まないようにしようと選別もしていました。

スケジュール

私が実際に行った転職活動のスケジュールはこんな感じでした。

・6月下旬〜7月中旬
→自己分析や応募書類の作成
 自己分析をもとに気になる企業のピックアップ&エントリー
 エージェントとの初回面談

・7月中旬
→上記企業とのカジュアル面談

・7月下旬〜8月中旬
→面接実施
※面接で話す内容はこの期間でまとめたりブラッシュアップ

・8月下旬
→内定&オファー面談
→入社する会社を決定する

・9月中旬に入社予定 

私は7月上旬に前職の会社を退職しています。
実際にカジュアル面談や選考などは退職後のほうが印象がいいと考えたので
退職するまでは自己分析や書類作成などをちまちま行い
退職後に一気に活動を始めた感じです。

また、転職活動でいっぱいいっぱいになってしまわないように
・面接は2日に一回
・作業するときはしっかり休憩もとること
をマイルールとしていました。

根を詰めすぎて再発しても悲しいので
自分が思っている3倍くらいゆっくりのペースで活動していました。
このペース配分も転職活動がうまくいったコツだったと思います。     


注力事項① 自己分析

転職活動では「自己分析が大事」だとよく聞きますが
その通りだと思います。
特に私たちは「次の会社で再発しないようにすること」がかなりキーとなるので
自分のことはよく理解したうえで企業選択をしたほうが良いです。

自己分析は3つのカテゴリーに分けることができると思います。

1.自分の性格や強み弱みについて
2.志望業界、志望職種について
3.体調不良になった原因について

私はこの3つのカテゴリーについて
動画を見ながら考えたり、自問自答しながらまとめていきました。

特に私たちにとって重要なのは3つ目
体調不良になった原因についてです。

私の場合は
・深夜や休日まで働かないと終わらない業務量の多さ
・一人で仕事をしないといけない環境
・休みがないということ

これらが原因だったと考えています。
しかしこれで終わりにするのではなく
例えば、業務量が多くなってしまったのはどうしてなのか?と
もう一段考えを深ぼることを実践していきました。

業務量が終わらないのは自分の仕事にやり方に問題があったのか?
それともチーム体制の問題なのか?
など考えが分岐してくると思います。

数学のように絶対解があるわけではなく
答えも1つとは限りません。

私の場合には、業務量が多くなってしまったのは
・量>質という価値観に固執しすぎて工数を無視して仕事をしてしまっていたこと
・上長に相談できずに抱え込んでしまっていたこと
 →これは上長が自業務にかかわらない担当だったので、なかなか相談できずにいました…
  会社にとって大きな意思決定を伴う仕事において直接の上司が存在しなかったという面では組織の問題もあると思っています。

上記から私は同じ業務内容を管轄する上司や先輩がいる会社で働きたい
質を重視して働けるようになりたいと考えるようになりました。
そしてこれは転職活動の軸にも関わってきます。

このように体調不良になった原因を探っていくことで
自分を知り、再発対策を考えることができ、転職の軸も考えることができます。
自己分析、大変かと思いますが
焦らずちょっとずつやっていけば大丈夫です。

自己分析していく中で一番参考になった動画はこちら↓
この動画に出てくる項目を自分でメモして、回答して深堀していくことで
自己分析していきました。

(書籍を購入する前に見てみたのですが、かなりわかりやすくこれだけでも自己分析できる内容だと思います)

注力事項② 面接内容のブラッシュアップ

これもかなり力を入れていました。
面接でどのような質問が来るのか、すべて予想して想定回答を作るのは難しく、各面接終わりに

・想定していなかった質問(回答を事前に用意していなかった質問)
・回答を用意していたがうまく話せなかった質問
 →想定回答が長すぎたり、言葉選びが微妙だったり
を洗い出して、次の面接までに回答を用意するようにしていました。

そうすることで自分の中に回答集がたくさん溜まりますので
面接終わりで疲れているところだと思いますが
質問をメモしておくだけでもかなり面接力がアップすると思います。

適応障害に関して質問された内容

ここでは、実際に私が面接の中で質問された
適応障害(体調不良)に関する質問事項をまとめておきます。
参考になれば幸いです。

・どうして体調不良になったのか?
・体調不良になる前に会社の人には相談しなかったのか?
・なぜそんなに業務量が多くなってしまったのか?
・どうして上司に業務のことで相談できなかったのか?
・上司はどんな人だったのか?
・自分の性格が仕事上でマイナスに動いたことがあるか?
・休職してしまうほどの体調不良は今回が初めてか?
・復職しなかったのはなぜか?
・再発しないように何か対策は考えているか?

イレギュラーかもですがこんな質問もありました。
・(私は人事だったので)人事という会社を良くしていく存在が
適応障害になってしまったことについてどう考えているか?
→これに関しては、適応障害になったのは自分にも会社にも問題があり
 自分の問題に関しては対策も考えているので次回の会社では
 再発せずしっかり働いていく所存であると答えました。

ざっとこんな感じだったと思います。
企業の人も「この人はちゃんと働いてくれるのか?」と不安に思っているので
体調面は聞いてくる企業が多かったです。
ですが自己分析や対策をしていれば大丈夫です。
絶対大丈夫です。

もしありのまま話して怪訝な雰囲気を出してくる面接官がいれば
「そんなところでは働かないよ!!」と心の中で叫んでしまえば
何の問題もありません。
(怪訝な顔をされたからと言って自分を責めないことが大事です!
私も実際に叫んでいました(笑))


長々と書いてしまいました。
書いている中で感じたのは
「自分強くなったな」ということ。

適応障害発症時は転職活動にびくびくしていた自分
夜な夜な「転職活動 適応障害 不利」と検索して
記事をいくつも読んで不安で泣いていた自分
(でも実際、不利だと感じることは少なかったです)

それがここまで自分で考えて
ちょっとずつだけど行動することができて
再就職まで掴み取ったことが素直に嬉しかったです。

当初の目標である
「自分が一番自分を応援にできるようになる」
これを少しでも体現できた転職活動だったのではないかと思っています。

自分はここまで来れましたという自慢ではなく
不安だった時に助けられた多くのnoteに
自分も微力ながら加わらせていただくことで
今不安になっている誰かの背中を少しでも押せたらいいと思っています。

絶対大丈夫
今はまだ難しいかもしれないけど
大丈夫になる時が来るよ

それが私が一番伝えたかったことなのかもしれません。

長い文章でしたがここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

また皆様に会えますように。

最終面接後のお疲れ様サムギョプサル

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