イトーヨーカドー津田沼店があった日常
2024年9月29日(日)。
千葉県習志野市にある『イトーヨーカドー 津田沼店』が閉店します。
開店から今年で46年ということで、50歳の僕とほぼ同世代になります。
千葉県の東葛地域で生まれ育った僕としては、『ヨーカドー(津田沼店)のある日常』が至極当たり前の日常でした。
これまでヨーカドーの本屋で本を何冊買ったことでしょう。
亡き父が運転する車で、家族で何回買い物に行ったことでしょう。
7階のファミールで家族と食べたハンバーグがなんと美味しかったことか。
そういえば、はじめてスーツを購入したのもヨーカドーでした。
イトーヨーカドー津田沼店の閉店は、個人的には津田沼パルコの閉店以上に衝撃を受けました。
いま、津田沼という街は生まれ変わろうとしています。
津田沼パルコ(旧A館)の跡地には、マンション兼商業施設が建設中です。
南口のモリシアと習志野文化ホールの一帯も、建て替えが始まるようです。
誰が住むのか、あちらこちらでマンションが今も建設され続けています。
街が生まれ変わると同時に、「日常」も日々変化していくものです。
「日常」は変化しても、記憶に留めておけば「想い出」は残ります。
それでも、やはり悲しいものは悲しいですね……。
イトーヨーカドー 津田沼店では、警備面の都合から閉店セレモニーは行わないとのことです。
私は、昨日9月28日にイトーヨーカドー津田沼店を訪れました。
店内は閉店セールで、これまでの閑散としていた店内が嘘のように賑わっていました。
記念に写真を撮る人も多く見受けられました。
僕は、先月「Z fc」で何枚か写真を撮っていましたが、昨日はどうしても写真を撮る気持ちになれませんでした。
「悲しい」や「つらい」という感情だったり、「感謝」とも違う、何とも形容しがたい気持ちに包まれていました。
いつものごとく本屋を覗き、必要な消耗品が売れ残っていたので購入して、そのまま店を後にしました。
最終日の今日9月29日は、昨日以上の来店客で賑やかになっていることでしょう。
ですが、僕は恐らく行きません。
昨日の訪問が、最後の「ヨーカドー」になると思います。
僕の中での「ヨーカドー」は、あくまで”買い物をするお店”です。
”惜別の場所”にはしたくありません。
「ヨーカドー」は、家族や友人、個人で楽しく買い物をした場所として、記憶に留めておこうと思います。
(そういう意味では、成瀬は強いですね……)
「ありがとう、ヨーカドー」とかも、言いたくありません。
とりあえず、僕はこのnoteにヨーカドーがあった日常を綴っておこうと思い、今日この記事を書きました。
このnoteが何年残るのかわかりませんが、明日からの「ヨーカドーがない日常」を過ごす自分のために、この記事を残そうと思います。
最後に、先月「イトーヨーカドー 津田沼店」の写真を何枚か撮っていたので、併せて記録として留めておこうと思います。
そもそもミラーレスカメラを購入したのも、ヨーカドーをはじめとする”消えゆく日常”をより良い画質で撮っておきたいから、という想いがあってのことでした。