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JICA在外インターン:書類選考(ES)、面接の話

こんにちは、Mitsです!

前回の記事では、JICA在外事務所インターンの応募要件や倍率、内定について書きました。こちらが気になる方はぜひご一読ください。

今回は一番関心のある方が多いであろう選考について、独断と偏見に基づき、少しばかり現場の方の話も交えつつ、分かる範囲で書いていこうと思います。

前回も書きましたが、この話は私個人の意見や事務所の方から聞いた話に基づいているので、事務所やポストによって、あるいは時期によって事情が異なる可能性があります。また、事務所の方にネットで公開してよい情報かどうか確認を取ったうえで書いているつもりですが、不適切だと思われる内容等見かけた場合はご指摘ください。


選考の流れ

その年の中での第1回募集か第2回募集かによって日程は異なりますが、基本的には

書類(ES)応募 → 1ヶ月ほど後に結果発表 → 受かっていれば2週間以内に面接 → 2, 3週間後に最終結果発表

といった流れになります。書類の提出や結果確認はPARTNERというJICAの人材ポータルサイト的なページを通して行うことになります。情報登録に数日かかるので、書類提出から前もって登録しておきましょう。

提出する書類は主に履歴書と自己申告書の2点です。


履歴書

履歴書では、まず一般的なものと同様に名前や年齢、住所、学歴や職歴、大学生であればゼミや専門分野といった基本情報を記入します。他には、資格や賞罰、業績(作品や論文、講演など)といった欄があります。

また、JICAに提出する履歴書で独特なのが、「開発援助関連活動参加実績・研修受講歴」の記入欄があることです。「他のインターンへの参加、海外での会議出席、調査、留学、ボランティア活動なども記載してください」と注意書きがあるので、記入できる経験の範囲はかなり広めに設定されています。

履歴書での戦略としては、経歴を捏造することはできないので、応募ポストの要件をしっかりと確認し、それとのマッチ度をアピールすることに尽きると思います。例えば、私の場合はコーヒー産業のプロジェクトや農村生活調査のプロジェクトに応募していたので、職歴にカフェのアルバイト経験を記載したり、開発援助関連活動の欄にゼミでの家計調査経験を書いたりしました。こういったアピールを具体的な経験や資格に基づいてできると良いのではないでしょうか。

また、「こんなこと書いても意味あるのかな?」と思うような小さいことでも、書いて損することは無いので書いてしまいましょう!私は開発援助関連活動の欄が1行余っていたので、海外経験でもなんでもないのに大学の留学生向け日本語教室でのチューター経験を記入してしまいました。実際、後で選考を担当した方に話を聞いたら、「情報は多ければ多いほどその人のストーリーのようなものが見えるから、書いてダメということはない」と言っていました。よほど関連のないものでない限り、最大限アピールしてしまいましょう。

例えば、「書ける業績なんて無い!」と思っても、大学での成績が良ければ「GPA○○」とか、語学試験に向けて勉強中なら「○月○○検定合格に向けて勉強中」とか書いても良いと思います。長期的な視点で応募を考えるならば、やはり国際感覚や海外経験はある程度重視されている印象を受けるので、大学の休暇中のプログラムを利用するなどして短期で海外経験を積むのも良いと思います。


自己申告書

ポストは一気に3つまで応募できますが、これら各ポストに対し、

・大学/大学院での研究内容と今後のキャリアプラン
・志望動機
・具体的な活動計画や達成目標

を各500字以内で記入します。

研究内容とキャリアプランは、大学での専攻と将来像がいかにストーリーとして上手くつながっているかが重要だと思います。私は経営や経済が専攻で、ファーストキャリアとしてはコンサルティングファームに就職することが決まっていたため、「数年働いた後でMBAやMPPを海外で取得し、その後は国際機関や開発機関において戦略策定という形で貢献したい」といったストーリーを記入しました(実際に将来このような事をしたいと思っています)。

志望動機については、まずシンプルにそのポストで働いてみたい理由を述べたうえで、前項で構築したストーリーにおいてインターンへの参加がどのような位置づけとなるかを書けるとより説得力が増すと思います。私の例では、「コンサルティング業を通してプライベートセクターの戦略策定を学ぶ機会は多いが、国全体の発展を見る視点やパブリックセクターとしての視点を身に着けることは難しい。働き始める前にJICAでインターンをすることで、社会人になった後も開発の文脈で業務がどう生かせるかを常に考えながら仕事ができるようになる」といった具合です。

活動計画や達成目標では、自分だったらそのプロジェクトにどうアプローチするかをできるだけ具体的に書けると良いと思います。選考を担当した方も、「背伸びや誇張をせずに、そのポストにおいて何ができるかを書いてほしい。この人がインターンに来るとこういう風に貢献してくれそうだとイメージできると採りやすい。」という様なことを言っていました。

また、活動計画欄は自らのポストへの適性をアピールするのにも良い場所だと思います。「私の○○という経験、○○という資格がこのポストではこう生かせる」といった流れを作りやすいので、履歴書でアピールし切れなかった、あるいはより具体的に説明したい経歴を深堀りすると良いでしょう。

ちなみに個人的にオススメなのが、制限字数の半分くらいの文字数で最初に文章を作り、その後で肉付けをしていく方法です。厳しい制限で文章を考えることで絶対に必要なパーツから作っていくことができ、無駄な表現を減らすことができます。その後、残った字数でより説得力が増すように補強をしていき、最終的に当初の想定字数まで持っていきます。向き不向きがあるとは思いますが、ぜひ一度お試しください(既にやっている方も一定数いるかもしれませんが・・・)。


面接

書類で応募した3つのポストのうち、最大で2つのポストで面接に進むことができます。PARTNERで合格を確認した後に、事務所の方とメール等で日程を調整、面接となります。ここからの倍率は、ポストにも寄りますが、大体1~5倍程度です。

JICA本部に応募した場合は実際にオフィスを訪問しての面接となるようですが、在外事務所ポストの場合は電話やスカイプ等の遠隔面接が多いようです。電波の強さにもよりますが、対面での面接に比べて音質が悪い・声が届くのにラグがあるといった特徴があるため、いつも以上にはっきりと話すことを意識すると良いです。ラグに関しては、スカイプでの面接が未経験の方には最初は不安かもしれません。が、しっかり声は届いているはずなので落ち着いて対応しましょう。

面接の内容は比較的オーソドックスで、自己紹介から始まり、志望動機、大学での勉強内容、あれば卒論や研究のテーマ、ゼミでの活動、将来の進路などです。書類選考で書いた内容をしっかりと説明できるよう、項目別に準備してから望むと良いでしょう。ちなみに映像なしで音声のみの面接の場合、メモをカンニングペーパー的に使用することができるので、目に入る位置に整理したものを置いておくと精神的に楽かもしれません(もちろん使わないに越したことはありませんが)。

他には、もし受かった場合はどの期間で勤務できるか等のロジスティクス面での質問もありますが、これは正直に答えれば良いだけなので問題ないでしょう。

最後に疑問点をこちらから聞ける逆質問のセクションがあります。普段から開発での業務について疑問に思っていること、キャリアパスのこと、プロジェクトのより詳しい内容など、事前に調べたうえで気になる点を質問できれば良いと思います。

面接自体は書類選考で記載のある内容を他のスタッフの視点からも確認するという意味合いが強く、履歴書や自己申告書をいかに考え抜いて書けるかが面接のパフォーマンスにも大きく影響すると感じます。書類さえ高いクオリティで書くことができれば、面接ではリラックスしてその内容をフルに面接担当の方に伝えるだけです。


いかがでしたでしょうか?私の独断と偏見に基づく部分も多々ありますが、少しでも役に立てればうれしいです。次回は実際にインターンをした経験談でも。


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国際協力キャリアを見据えて頑張るアカウント。大学では経営・開発経済・計量経済。1年アメリカで交換留学してました。春から某米系戦略コンサルで働きます。他にはトビタテとかJICAインターンとか。開発・データ分析・言語(英西仏)の話などを。
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