見出し画像

そうだ 京都、行こう。さささんに会いに! #読まれないnoteを書こう

初めて自分から、会いたい人に会いに行った。

お相手はささいな笹さん
先日も私、ファンファンうるさいnoteを書きました。
「良い!キモい!」と我がnoteの母である、るいすさんに褒めてもらえました。やったぁ!……やったぁ?

今回もかなりキモくて長ったらしくなりそうなので、ご覚悟くださいませ。全然無理に読まなくていいやつです。
(「#読まれないnoteを書こう」

***

京都へ一泊二日の一人旅。
ひとりで新幹線で遠出だなんて、妊婦の時以来。だから7年ぶり?
荷造りしながら何度もオムツを詰めそうになる。
「推しは推せる時に推せ!」と京都行きを提案してくれ、背中を押してくれただんなに感謝。何故かやたらと、さささんを推してる私を推してくれる。さささんのことは私から口伝えでたくさん聞いていて、何気にだんなも詳しいのです。きっと隠れファンです。

行きの新幹線でさささんのnoteを爆読みした。
心地よい軽快な文、にじみでる人の良さ、可愛げ。からの、突然ぐっと持っていかれる気持ち…

特にこのnoteに久々に泣かされ。何度読んでも泣くしかできない。
まだ読んでない方はただちにリンク先へ飛んでください。戻って来なくてもいいからこっち↓を読んで!

こんなすごい文を書く人にこれから会うのだと思ったら、どんどん緊張していく。
気持ち悪いほどファンで、引かれないか。退屈させてしまわないか。
考えてもどうしようもないことがぐるぐるしてしまう。ぐるぐるぐるりん。

***

さささんは新幹線の改札まで迎えに来てくれた。優しすぎる。お互いの服装を伝えていたのでスムーズに会えた。
さささんの纏うさささん感にほっとしつつあわあわ挨拶。

電車に少し乗り、時代祭を少し観る。それぞれの時代に仮装した方々の行列を見送る。お囃子が心地よい。3年ぶりの開催らしい。盛大。良い天気でよかったね。
馬が何頭もパッカパッカいい子に歩いていく。
ふと気になったことを言ってしまう。
「馬の落とし物はどうするんでしょうね?」
会って30分も経たずにする話題ではなかったけど、さささんは屈託なく笑ってくれた。
うれしい。ほっとする。
(結局どうしてるのかは分からなかったな)

さささんおすすめの古き良き喫茶店に行く途中、
「今朝調べたんですけど、この辺のはず〜」とさささんが何かを探していた。和菓子屋さんの前で立ち止まる。
「むしゃさんの書いた字があるらしいですよ」
なんと、私が武者小路実篤が好きなので京都に縁のある場所を探してくれていた。すごい配慮!感激!

木の看板がむしゃさんの字
まるっこくてかわいいん

素敵な喫茶店でランチ。10種ほどのメニューから好きなのを2つ選べる。
私はクリームコロッケと香草のチキン焼き、さささんはエビフライとトマト味のポークソテー。
さささんの選んだ二品が、私も選ぼうかと悩んでいたもので、こっそり嬉しくなる。さだまさしの「恋愛症候群」の一節が頭に流れた。

食べ物  着るもの 見るもの 聴くもの 全て好みが合うと思うし〜

恋愛症候群ーその発病及び傾向と対策に関する一考察ー

ちなみに私は歌詞でいうところの「他人のことなど考えられずに大切な花畑 平気で踏み荒らしてヒンシュクをかう」B型です。
あぁ、あああー、あってる、かも。

いや、別に恋はしてないんですけどもね、もう浮かれすぎて。
ゴールデンカムイ展の写真を見せてもらっている時も、展示の文が全然頭に入って来なくて驚いた。読みたい情報なのに、目が滑って滑ってつるつるだった。浮かれすぎてる。ずっと夢の中みたい。

さささんがnoteで面白いと言っていた「ユミの細胞たち」というドラマを会う前に観ておいた。少しでも共通の話題を持っていたいという下心ありな気持ちだったのだけど、ほんとによく出来てて面白くってがっつりハマった。その話ができたのもすっごく楽しかった。

さささんってば、「ウン派ですか? バビ派ですか?」と二択で訊いておいて、自分はコントロールZ派だそう。隠しコマンド?
さささんの茶目っ気、最高!
(観てない人には全く分からない不親切な文。ぜひ面白いからご覧になってください!)

この喫茶店に叔父さんもよく来るのだと教えてもらったのも印象深かった。上記のアイスのnoteに登場される方。
そっか、同じ世界に実在してらして、日々を暮らしてらっしゃるんだ。そりゃそうなんだけどさ。不思議。

noteのさささんの世界に、私が足を踏み入れた感じも強くした。
浮かれすぎて踏み荒らさないようにしたい。

***

お散歩しながら、さささんが先日noteで紹介していた遊びを一緒にやった。

通り過ぎる車を見て、全国のナンバープレートを集める遊び。
全国の地名が手書きされた紙に、丸をつけていく。
さささんの日常を楽しむ行動力がすごい!
そしてそれを一緒にできるなんてファン冥利につきる。
(しかも余った紙をいただいちゃったよ〜いいでしょ〜!)

でも私は気づくと雑草や木を見つめてしまう癖がありまして、あまり戦力になれなかった…。
けど向こうからやってくる車たちにわくわくしたのは初体験で面白かったです。

鴨川も気持ちよかったなぁ
暑くもなく、寒くもなく、いい天気で最高の散歩日和でした

***

と、ここまで書いていて、さささんが同じ日について書いてくれたnoteを読んじゃった。
(馬の落とし物の件、謎が解けて嬉しいです。だんなさん、ありがとうございます。豆大福もごちそうさまでした)
書き終えてから読めばよかったんだけど、誘惑に負けました。
あーうれしい…嬉しすぎる。全部私の夢か妄想じゃないかと不安だったけど、本当にあった一日だったみたい。さささんも楽しんでくれていたみたい。……幸せ。

で、それから「京都伝統産業ミュージアム」に連れてってもらいました。
めちゃくちゃ好みな場所だった!
全然詳しくはないんだけど、伝統技法とか職人技とか文化とか興味津々。触ったり嗅いだり、ちょっとした体験があちこちでできるのも楽しかったなぁ。
百人一首の歌をそれぞれイメージした器が100並んでいたのも面白かった。どれを普段使いしたいか選んだり。私が笹が描かれているのを発見したら、さささんは種が描かれてるのはないか探してくれた。多分ない?

そこのお土産コーナーで自分用にコップを買いました。
ひとめぼれだったけど、それなりにいいお値段で…ひとりだったら多分諦めちゃって、後になって買えばよかったなと悔やんでた。
でも、さささんにもいいねと言ってもらえ、さらにさささんの指紋もつけてもらったので買うことに。(指紋はさささんの発言です。まあ陶器なのではっきりつきませんが…残念)
この日の楽しさをこれからの日常に持ち込みたかったので、思い切って買ってよかった。大事に使います!

***


それから何をしたんだっけ?

そうそう本屋さんであれこれ一緒に見て回ったのも最高でした。
高校や大学のころを思い出した。本好きの友人とよく一緒に横浜の有隣堂で、好きな本をおすすめし合ってたなぁ。大好きな時間だった。
大人になって、今日が初対面だったのに、同じようにまた楽しめる時がもてるとは!なんて幸せなんだろう。

おすすめしてもらった本を二冊購入。
寡聞にして存じなかった平野紗季子さんの「生まれた時からアルデンテ」と益田ミリさんの「永遠のおでかけ」。
(帰りの新幹線で「生まれた時からアルデンテ」を半分ほど読んだけどおもしろい〜!食への考え方や感覚が研ぎ澄まされていてすごい。考えもしなかった分野。

「生ものですのでお早めにお召し上がりください」。この言葉には神の福音に似た響きがある。

上記の文で唸りました。好き。)

で、私からは最近読んで感銘を受けた藤岡みなみさんのエッセイをおすすめしました。(あんまり好きなのでnoteで感想文も書き中)
さささんの雰囲気ときっとあってると思って。

そしたら「みなみちゃん!」と返ってきてびっくり。
ずっと前からさささんはファンでライブにも行ってたそう。すごい!知らなかった、すごい!
食べ物 、着るもの、見るもの、聴くもの、読むもの、果物。
好きな人と好きなものが合うのはやっぱりとっても嬉しい!!

***

一万五千歩くらい歩いてたのだけど、どれだけ歩いても全然疲れなくって、ずっと話していられた。黙ってても別に気まずくもないし。
いろんなものを一緒に見て、いろんな話をした。
実際に会うって本当にすごい。

ケーキ屋さんで可愛いメニューを共に見ていた。10種類ほどあったのかな。急にひとつのケーキの写真が目に飛び込んできた。普段ほとんど寝ている私の脳みそが突然フル稼働。
コノケーキニ、ミオボエアリ……サササンノnote!
……スキナタベモノ10コ〜ノnoteニ紹介サレテイタ写真トホボ一致……!

何の前情報もなく瞬時に気づいた自分に戦慄。
私、ストーカーの才能あるかも??
キモくてすみません。
で、一緒にこのケーキを食べました。ファンですから。
ほわプルで美味しかったなぁ。

***

暗くなったのでバスに乗り、京都の街を横切りました。

長男がポケモンのぬいぐるみがお土産に欲しいんだって、と笑い話のようなつもりで言ったら、さささんは真摯に受けとめてくれて、ポケモンセンターが近くにあるからと付き合ってくれた。恐縮。
長男はノコッチというマイナーなポケモンが好き。図鑑ナンバーを検索して、ぬいぐるみの棚を探す。え、そのぬいぐるみを選ぶ人いる?というマイナーな子もたくさん並んでいるのに、ノコッチの番号は抜けていた…。
さささんがエレガントに店員さんに尋ねてくれたら売り切れだった。あちゃー。ボールペンが唯一のノコッチグッズだと教えていただき、それを購入。
(長男、すっごく喜んでくれました!全然がっかりもしてなくてよかった)

***

7時半ごろ、ホテルの前でお別れ。
そこまで送っていただき、至れり尽くせりすぎてもう申し訳ない。結局7時間ほど一緒にいたのかな。ずっとただただ楽しかった。お別れが名残惜しかったなぁ。
会う前は私、理想のさささん像を勝手に作って崇めていたと思う。こわいこわい。
それをさささんはひらりと飛び越え、もっともっと素敵だったんですけど、すごくない?

***

だらだらと思い出すままにいっぱい書いてしまった。
ここまで読んでくださった方、お付き合いありがとうございました!

会いたい人に会いに行くってこんなに幸せになれるんだな、としみじみ。
さささん、会ってくださり本当にありがとう。きっとまた会いにいきます。



サポートいただいたら、飛び上がって喜びます。 いただいたお金はサポート、本の購入、noteのネタになる体験に使います! ちょっぴり息子とのおやつに使っちゃうかも。