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家族でいようね #書く習慣1ヶ月チャレンジ Day9

いしかわゆきさんの「書く習慣」で紹介されている 「書く習慣」1ヶ月チャレンジに挑戦中。<9日目>

福山雅治さんの「家族になろうよ」
MISIAの「アイのカタチ」「逢いたくていま」
私を泣かす3大タイトル。

聞いてるだけで勝手に涙出てくる。
止まんなくなる。

ということで、今日のお題は

最近泣いたこと

ひと時泣けなかった頃がある。
感情がたかぶって、気持ちは泣いているのに
涙が出ない。
涙が出ないとさらに苦しくなる。

そんな私が今や歌を聴いただけで勝手に涙が出るほど涙もろくなってる。ただの涙もろいおばちゃん。

4ヶ月ほど前、体調を崩して一週間ほど入院した。
その時もあまりの痛みと原因が分からない不安で泣いたんだけど。
今回の話は、退院した日のこと。

退院の日、夫とともに義母が迎えに来てくれた。
「ちょっと顔見にきただけだから。無事退院できてよかった」と
家に着く前に途中でタクシーを降りて、お家に帰ってしまわれたのだけど。

お家で食べてと渡されたお粥やゼリーなどの優しさいっぱいの食糧と一緒に、
1通のお手紙と入院費の足しにとお金が入っていた。

その手紙に
号泣した。

優しい、気遣いにあふれた手紙だった。

息子の嫁でしかない私に

本当の娘だと思っているから
心から心配している
甘えてください

そんな優しいお手紙。

私には甘えられる親がいない。
両親は母の宗教と父の不倫が原因で物心ついたころから不仲だった。

その後離婚に進むと、私たち兄弟は二つに分かれて暮らすことになった。母に引き取られたメンバーと父に引き取られたメンバー。
私は父に引き取られた。

とはいえ父と仲が良かったわけではなく、しょっちゅう怒鳴られ、殴られていた。
その父も先に書いたとおり、私が26の時に他界した。

大人になってから、少しだけ母と暮らしていた時期もあったが、彼女はいわゆる毒親で、一緒に暮らすのは苦しすぎて、その後完全に縁を切った。
もう10年以上、会っていない。会いたいとも思わない。

私には実家と呼べる場所がない。

夫の両親は私のそういう状況を知っていて、
私を娘として迎えてくれている。

本当に感謝しかないし、
その手紙を読んだ時、
こんな両親が欲しかったと、
そして今欲しかった両親が私を受け入れてくれているのだと
そう気づいて、泣いた。
泣きながらお母さん(もう義母とは呼ばない)に電話した。
ありがとう
と。それ以外に言葉が出てこなかったけれど。

いつかお父さんみたいに大きな背中で
いつかお母さんみたいに静かな優しさで
どんなことも越えてゆける
家族になろうよ

家族になろうよ(福山雅治) 

この曲がなんで私を泣かせるのかなんとなくわかった気がした。
そんな家族が欲しかったんだ。
どんな私も包み込んでくれて
一緒に困難を越えてくれる家族が。

子どもの頃に過ごしたあの家は
同じ屋根の下で過ごしているだけで
互いに無関心で
ご飯を食べる時間を苦痛に感じるほどだったから。

そんな優しく温かく包み込んでくれる両親を、私に与えてくれた夫にも感謝しています。

本当にありがとう。
どんなことも越えていける
家族でいようね。

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