脱炭素社会を目指して

 人間が炭素化合物なのをどうするつもりなのだか。有機物が炭素化合物である以上、カーボンフリーとライフフリーとヒューマンフリーは同義だ。シリコン化合物にでも転生する気かな?

 それはともかく、地球温暖化詐欺の話の本質。急激な環境変化に伴う居住破壊は避けねばならないので人間がコントール可能な部分はコントールすべきである。いきなりマラリアが流行しても困るし、連日40度超えは勘弁。気流や海流の流れが変わることで湿潤な土地と乾燥した土地がひっくり返る変わる可能性もある。問題は急激な環境変化である。生物も技術も急な環境変化に追いついていけないからだ。

 しかし問題なのは温暖化だけなのだろうか?ドイツのディーゼル詐欺の様に代わりに二酸化窒素をばら撒いたら無意味だろう。電気不足で充電出来ない中国のEVも別の汚染物質をばら撒いている。マイクロプラスティック、コバルト、ニッケル、マンガンなどだ。そしてリチウム鉱床は深刻な水質汚染を引き起こしている。車載電池やモーターに使うレアアースは大量の放射性廃棄物(トリウム )を一緒に掘り起こしている。

 しかし平均気温があがると農業生産量は逆にあがる。日本本土での米の二期作が可能になる。CO2濃度があがると植物の光合成は活発になる。実は、現代繁栄している植物は低CO2環境に耐えられる植物なのだ。高温環境、高CO2環境での栽培を想定した産業植物が現在少ないため(農業革命は寒冷化対策の歴史なのだ)、品種改良により環境変化に追いついていかないと行けない。

 ことの問題は、平均気温が上がると(正確にはグリーンランドの気温が上がると)大西洋子午線反転循環(AMOC)を止めてしまうため、現代のヨーロッパの異常高温(同一緯度より5度高温)が終了し、西欧が樺太並みの寒さになり西欧人が絶滅する。ヨーロッパの寒冷化で西欧人が絶滅するのを温暖化によって地球が壊れると言い張っているのだ。問題にしているのは白人の生存圏の維持だけだ。

 北緯52度線近辺の都市を並べてみよう。ロンドン、アムステルダム、ベルリン、ワルシャワ、ブレスト(ウクライナ)、イルクーツク(ロシア)、塔河県(黒竜江省)、ノグリキ(樺太)、レッドディア(カナダ)、メアリーズ・ハーバー(カナダ)

 見ての通り西欧は、本来放牧民しか居住出来ないのだ。メキシコ湾流が止まると絶滅を免れない。異常高温に苦しめられている南欧は北陸ぐらいの緯度なので逆に過ごしやすくなりそう。



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