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【神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り】 -ほぼ1,000字感想文


○タイトル:神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り
○著者  :星 渉
○発行  :KADOKAWA (2018/7/6)

■ざっくり概要

表題にある通り、心が強い人になることによって、人生の見方を変えることを目的とした一冊。 著者曰く、心が強い人は「今の自己評価」ではなく、目標達成した「未来の自己評価」で生きているという。

これを逆手にとり、未来の姿を詳細にイメージすることによって、成功を手繰り寄せる方法を説いている。 精神論だけでなく、脳の構造や科学的観点からの補足もあり、納得性が高かった。

自己理解の側面もあるため、比較的即効性のある学びを得られた気がする。


■学びポイント

○思い通りに生きる公式がある

現実(未来)=目的地 × 手段 × メンタル

多くの人は、何かを実現しようとする時に、その手段にのみ固執する傾向がある。しかし、それは誤り。

大切なのは、①目的地を明確に定義し、達成可否が明瞭な状態を作ること、②そこに辿りついたイメージを強く持ち、未来の自己評価から逆算して今を見つめることである。ここで始めて手段が決まる。

手段は探すものではなく、必然的に決まるものである。


○挑戦に不安を感じるのは、脳が邪魔をするから

何かに挑戦するとき、"頑張って"自分を変えようとしてしまう。これも誤り。変化しようとした時それを邪魔するのは、脳の健全な働きであるから。

生物学的に、脳が一番優先することは、「死なないこと」である。そして、現時点で身に危険が及んでいない場合、不容易な変化に対して止めようとする。生命維持にとって、変化のない今が続くことが最適解なのだ。

この働きを「心理学的ホメオスタシス(心理学的恒常性)」という。

漠然と変わろうとするのではなく、このような脳の働きがあることを受け入れなければ、漠然とした不安だけが生まれてしまう。


○「思い込み」が不可能を可能にする

自身が成功した状態を思い込むことで「未来の自己評価」に準じた生き方ができるようになる。しかし、この状態では現実とのギャップを強烈に自覚することになる。

このギャップを埋めなければ安定しないため、脳は現実を変えるための行動を指示するようになる。

▽思い込みが生まれるメカニズム
①体験 …様々な外界からの反応を受ける
②考え方 …体験を繰り返し、固定概念を持つ
③視点 …作り上げた考え方に基づいて世界を見る
④感情・思考 …視点にふさわしい解釈を持つ
⑤行動 …感情・思考に応じた行動をとる
⑥結果 …行動によって生まれる結果
⑦強化 …③〜⑥を通して考え方が強化される


↓出典元

※関係者の皆様へ
感銘を受けた作品だからこそ、より多くの方に読んでもらいたくnoteを記載させて頂きました。作成画像など、内容に問題がある場合は即刻掲載停止しますので、ご一報頂けますと幸いです。

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