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どうして出来たのか分からない「みんなでやろう!」の方法。

「みんなでやろう!」
ってとても聴こえが良いし、すごく良いことだと思う。
実際、うちの社長もよく言う。
俺もよく言う。
しかしだ、みんなでやるってとてつもなく難しい。
「さあ、みんなでやろう!」と言ったところで、誰から?とか、何から?とか、みんなが足並み揃えないと誰も何もしない。
なんてことによくなる。
結局、誰かが何かを始めないと、それに続く人も出来ないので、スタートすらできない。
誰かが仕切る時点でそれは果たして「みんなで!」になるのだろうか。それはリーダーがいて、それに従う人っていう構図になってしまわないだろうか、そうすると、「みんなで俺に従ってね!」になっちゃうんじゃないだろうか。

そう、みんなで!っていうのは難しい。
この類の話は、きっといろんな手法があるのだろうと思う。
しかしながら、この前、東京スタッフのみんなが山梨に、現在工事中のカルチャーショップ&スペース『文化沼』の内装工事を手伝いにきてくれた。
総勢12人。
みんなで45個の木枠の棚を作るという作業だ。
当日、設計士の諏訪さんが事前にサンプルを作ってきてくれて、実際に作り方をレクチャーしてくれた。
4チームに分かれて分担。
最初はレクチャー通りにやるのだが、何故か徐々にみんな勝手なやり方で進めていく。案の定、間違った作り方をして全部初めからやり直すハメになるチームも。
結局、誰もレクチャー通りにやらず独自のやり方でそれぞれのチームが木枠を仕上げた。
なんてことだ笑
だからか、諏訪さんが途中で帰ってしまったあとでも、文字通りみんなで和気あいあいと仕上げた。
打ち上げも楽しかった。
そう、これが「みんなで!」ってことだと思った。
何故この時、みんなで出来たのかイマイチ分からない。
やるべきことやゴールが明確だったからかもしれない。
4チームがそれぞれある種の競い合っていたからかもしれない。
レクチャーを無視してしまったからかもしれない。
何故か分からないけど、みんなで楽しく出来たことが何より嬉しかった。

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