暑さも吹き飛ぶ! 無印良品の「冷やしカレー」3種類 食べ比べ
夏といえば「カレー」。現在、約60種類もの豊富な品揃えを持つ無印良品のカレーは、本格的な味でも知られています。製造メーカーは、宮城県岩沼市に本社がある『にしき食品』さん。こだわりは、おいしく食べられる本物のレトルトづくりなのだとか。
素材を生かした 冷やして食べるシリーズの味は3種類あり、1・2・3辛と辛さ別で販売されています。初めて発売されたのは、昨年のこと。おいしいからこそ今年も販売されたに違いないと思い、無印のホームページで口コミを確認すると、どれもハズレがなさそう。
冷やすだけで良い上に、涼しい顔をしてカレーを食べられるなんてうれしい限り。6月上旬にはすでに購入していたのですが、せっかくなので夏本番を待っていただくことに。結論から先に言うと、私の中ではどれもリピ決定でした。
冷やして食べるカレーの特徴
レンジはまだしも、暑い夏に湯せんでカレーを温めるのはとても億劫な作業。その手間を省いてくれるのが、常温もしくは冷蔵庫で冷やすだけでOKの「冷やして食べるカレー」。温めも可能ですが、夏場はやはり冷やせるという一番の特徴を活かして食べたいところです。
あるラジオ番組の情報によると、カレーの油脂が固まりにくい鶏肉やヨーグルトを使用するなど、一工夫されているとのこと。ごはんだけじゃなく、そうめんやうどんとも相性が良いそうで、いろいろな食べ合わせができるのもいいですね。3種類それぞれ、合わせる炭水化物をごはんや麺などに変えて楽しんでみました。1辛から順番に、味の詳細などについてお伝えします。
まろやかな口当たりを楽しめる! 【レモンクリームチキンカレー】1辛
まずは、1辛の「レモンクリームチキンカレー」。レモンとドライトマトの適度な酸味を生かし、ひよこ豆のピューレを加えた、やさしい口当たりのカレーと紹介されています。小さく刻まれたドライトマトの存在はいくつも確認できましたが、酸味はあまり感じられず。レモン感もうすめ。
私は薄味なため、やや塩みが立っている印象が。でも、暑い夏にはそこそこ塩分がきいていたほうがうれしい方も多いかもしれません。まろやかなルーは、クリーミーながらもしつこさはゼロなので、さっぱりいただけます。
こちらは、普通に温かいごはんに冷やしたカレーをかけていただいてみました。温×冷という温度差コラボは、舌を楽しませてくれる新鮮な感覚。ちなみに、1辛はかなりマイルドです。
生姜好きさんにおススメ!【チキンジンジャーカレー】2辛
続いては、「チキンジンジャーカレー」。ハーブの香りが漂うココナッツミルクソースにしょうがを加えた、タイ風カレーです。レモングラスやこぶみかんの葉ピューレー、バジルなどが入っており、さわやかなのが特徴。あっさりいただける仕上がりになっており、まるでスープのように、するする飲めるではありませんか。
生姜好きとしてうれしかったのは、ジンジャーの千切りが何本も入っていたこと。細さや長さが絶妙で、シャリっと噛んでもえぐみはまったくありません。鶏肉は、2cm角くらいのものが8~10個入り。夏だし、アラフィフの私くらいになると、大きい鶏肉がゴロゴロ入っているのはちょっとキツい。これくらいが、ベストですね。
また、2辛でもまだまだマイルドな印象。アジア料理も平気だよっていうお子さまであれば、普通に食べられそうです。
ピリッとスパイシー! 【冷やして食べる えびとトマトのカレー】3辛
最後は、「えびとトマトのカレー」。クミンをはじめ11種類のスパイスを配合したトマトソースにヨーグルトを合わせた、インド風カレーになります。辛いのは平気なので1と2辛はマイルドな印象に感じましたが、こちらはピリッとスパイシー。少しだけあと引く辛さがクセになります。辛さ重視の方には、一番おススメです。
お皿にルーを注いでいるとき、粘度がゆるめに見えたため、麺とのからみ具合が心配に。ですが、そうめんにちゃんとからみ、一緒にしっかり味わえました。
肝心のえびは、2cm大ほどのものが4個入っていることを確認。厚さがありかみ応えもあり、「これで、えびが入っているって言える?」なんて不満はゼロ。麺の量については、1人前で180gのルーに対し100gでちょうど良かったです。
味も良くさらりとした口当たりなので、とっても食べやすい夏カレー!
冷やして食べるなんて変化球でこられるとおもしろいと思う反面、やや身構えてしまったところも。ですが、さすがはすでに評判の良いカレーをたくさん世に送り出している無印良品。味は申し分なしでした。
ギトギトした脂っぽいカレーとは異なり、どれもスープ感覚でさらさらっといただけるものばかり。夏バテで食欲があまりないときでも、さっぱり系のこのシリーズであれば、口にできそうです。元気も出るし、まさにこの季節にぴったりなカレー。
ちなみに、冷蔵庫では約1時間、冷凍庫では30分くらい入れておくと、冷たくなっていました。冷やし忘れていても、少しだけ待てば食卓に出せる一品。いつでも好きなときに食べられるよう、おうちにストックしておきたいところです!
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