バイオベンチャーの世界(『インベスターZ』第31話)
三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)
今週の『インベスターZ』第31話では、バイオ関連の企業、特にiPSに関する事業を行う企業に絞って投資をしようと考える財前に、先輩である月浜蓮が「iPS細胞」とはどのような働きをするか、また、どのような歴史で発見されたかを話します。財前は月浜から聞いたiPS細胞に関する「ある話」に驚きます…。
森永氏による解説コラムでも、「バイオベンチャーへの投資」について、金融のプロの立場から解説をします。バイオベンチャー投資とは一体どのような特徴を持っているものなのでしょうか。その奥深さを一緒に学んでいきましょう。
今週も、最後までお楽しみください!
『インベスターZ』第31話:「5分でわかるiPS!」
(つづく)
第31話コラム:「バイオベンチャーの世界」
31話はiPS細胞の話ばかりで、投資の話はありませんでしたね(汗)
専門外の私でもさすがにiPS細胞という言葉ぐらいは耳にしたことがあります。本編の中では「皮膚細胞のようなただの細胞を万能細胞に変えることに成功したもの」と紹介されていましたね。
世の中には様々な病気や怪我の影響で不自由を強いられている人も多いですが、iPS細胞の登場によって1人でも多くの人が幸せになれるといいと思います。
さて、無理やり投資に絡めた話をしようと思います。
私が過去に運用会社でアナリストをしていたとき、私の担当は日本の中小型株だったのですが、同じ会社がバイオベンチャーに投資するファンドも運用していたので、なんとなくバイオベンチャー業界の状況も聞いていました。
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