株は嫁入り道具と思って買うべし?(『インベスターZ』第21話)
三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)
今週の『インベスターZ』第21話では、奇しくも同じ「セブン&アイ・ホールディングス」の株を買うことにした美雪と財前。
なぜ二人は数ある中から、コンビニ「セブンイレブン」運営会社の株を選んだのか?それぞれ「投資家」目線で、その理由を語ります。
森永氏による解説コラムでは、作中に登場する美雪の言葉を引用のうえ、どのように投資と向き合っていったら良いか、掘り下げて解説していきます。
今週も、ぜひ最後までお楽しみください!
『インベスターZ』第21話:「静かなる革命」
(つづく)
第21話コラム:「株は嫁入り道具と思って買うべし?」
嫁入り道具っていう言葉、いまの10代、20代は知っているのでしょうか?
アラフォーの私ですら言葉は知っているけど、結婚した際に実際に嫁入り道具を持ってきたという話は聞いたことないです。まぁ、嫁入り道具という言葉の意味が分からなくても、マンガを読めばずっと保有しておきなさいという趣旨なのは分かりますが。
第21話は具体的にはコンビニのセブンイレブンを運営するセブンアンドアイホールディングスの話が出てきましたが、美雪ちゃんは投資部として最初に投資する銘柄に選んだようですね。
イケアのように小売業は文化や商習慣の違いという影響をそれほど受けずに、世界中で勝負ができるという点を主張していました。
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