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未来を予測する力を身につける(『インベスターZ』第13話)
三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)
今週の『インベスターZ』第13話では、神代から、投資部への”出禁”を告げられた財前。神代から投げかけられた問いに、財前が出した答えとはーー。
森永氏による解説エッセイでも、財前が導き出した答えをもとに、どうすればその能力が身につくのか、具体的に説明をしていきます。ぜひ、今週も最後までお楽しみください。
『インベスターZ』第13話:「答えはテーブルの上に」
(つづく)
第13話コラム:「未来を予測する力を身につける」
経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)による、毎回の『インベスターZ』連載話を題材にした、投資・経済・お金についての連載コラム。気軽に楽しく読めて、「お金の偏差値も上がる」コラムをお届けします。
財前は神代から出された課題を見事クリアしました。投資の勉強というのは正解を知ることではなく、未来を予測する力であるという結論に至ったのです。
今回の話はすごく共感する回でしたが、勘違いしてはいけないのはどれだけ努力をしても未来を予測できるようにはなりません。それが出来るのなら、もう億万長者になれることが確約されてしまいます。
それでは、未来を予測する力とはなんでしょうか?それは、データに基づいてロジカルシンキングをすることで、かなり高い確率で起こりうる未来のシナリオを作り上げる能力なのではないでしょうか?
財前はマヨネーズの容器を観察して、星形の突起の数が増えることで消費量の増加に伴い企業の売上も伸びるという仮説を立て、実際に業績や株価を確認することで仮説が正しかったことを証明しました。
私も運用会社でアナリストをしていたとき、企業の業績を予想するために様々なデータの切り口を考えていました。最も重要だなと思ったのは「因数分解」の考え方です。「なんだそれ?」と思う方も多いと思いますので、1つ例を挙げてみましょう。
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