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東大生には「当たり前」 世間から見たら「ユニーク」な情報に目を向けろ!/#ドラゴン桜2 スタッフ座談会

ドラゴン桜2編集チームの座談会、第3回目は「試したくなる勉強法」について話し合いました。

『ドラゴン桜2』の勉強法には、「やってみようかな」と思わせるエンタメ性があります。
「やってみる、続けられる、成績が上がる」ことを意識された勉強法は、東大生ならではの着眼点と、論理的な思考から生まれていました。

また、今回は東大生からもオススメの「ドラゴン桜流・英語勉強法」が生まれたきっかけについても振り返ります。

座談会に登場する『ドラゴン桜2』編集メンバーのご紹介

🐲コルクの編集者

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岡本真帆:2017年6月入社。入社と共に『ドラゴン桜2』の編集担当に。

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井上皓介:京都大学4年生(当時)。『ドラゴン桜2』スタッフ。

🌸現役東大生チーム「東龍門」(現「カルペ・ディエム」)

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西岡壱誠:東京大学4年生。大学2年時より参加。リーダー。東大生作家。著書に『東大思考』『東大読書』など。

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カルロス:東京大学法学部(当時)。大学2年時より参加。元コルクのインターン生。4月から国家公務員として中央省庁勤務。


「勉強すれば成績は上がる!勉強をしないのは、つまらないからだ!」

井上:前回の座談会でも少し話しましたが、受験マトリックスやTwitter、YouTuberなど、『ドラゴン桜2』には勉強をエンタメ化する工夫がたくさんされていますよね。
この勉強を楽しくする工夫は、東龍門チームの経験から生まれたものなんですか?

西岡:それこそが三田先生からのオーダーだったんですよ。
『ドラゴン桜2』の16話目くらいの打ち合わせをしているときに、三田先生から「世の中には勉強法がいっぱいある。どんな勉強法でもやれば、成績はあがる。」と言われて。
その後、「やれば上がるのにやらないのは、その方法がつまらないからだ。だから、面白くてやる気が上がる勉強法を考えてみてほしい」というオーダーを受けました。

僕たちも「そうだよな」と思い、「面白くて、読者が試してみたくなる勉強法」を試行錯誤した…という感じです。

岡本:たしかに、三田先生から「勉強はつまらないからやらないんだ」という話を聞いたことがありますね。

西岡:ただ、勉強になるし面白いんだけど、あまり華がない方法も多いんですよね。

例えば、計算力が上がって成績も上がる、”因数分解ゲーム”を提案したことがあります。でも、天野君と早瀬さんが並んでやっているだけでは、マンガの絵として華がない。それで、デジタルっぽいっていうか、今っぽくて前作にもなかった方法はないだろうかと考えて、「LINEでバトルをしてみては?」という提案が加わりました。

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お年を召した柳先生が「LINEバトル」を提案するのも「意外な組み合わせ」
『ドラゴン桜2』8巻62限目

井上:今の話は、「ドラゴン桜」シリーズのコンセプトに似ているなって思いました。
実は元祖『ドラゴン桜』も、偏差値30の高校生が東大を目指す設定ではなく、当初はただ100人の高校生が東大を目指す物語だったそうなんですね。

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