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【 経営 / 仕事のコツ 】こまごましたことなど放っておけ

1.こだわるところとこだわらないところ

日々の仕事のこだわりは細部に注意を払うことが大切と私は思っている。神は細部に宿るというほどだ。私も結構細かいことを大事にする方である。それでこそいい仕事ができる。しかし仕事の全体像をとらえるという点で言えば、小さいことに気を取られてはいけない。

2.経費使用を例に

例えば、売上1億の会社がある。当然1円を大事にしているから成長できた事実はある。だからと言って日常で1円に目くじらを立てていたら大きなチャンスを失う可能性もある。例えば備品購入の時。会社から3分のいつもの100円ショップでハサミを買おうとする。たまたまチラシが入っていて車で30分の店が閉店セール10円で売っている。90円も安い。あっちが得だから買いに行こう。なんてことはビジネスでやってはいけない。

3.全体像を見た時の費用対効果

経費が90円安くなることはとても結構なことだが、直接見えていない人件費、時間、ガソリン代というコストが別にかかっている。売上1億円の会社からすれば誤差だ。その30分があるなら会社周辺で30分間ポスティングしたほうが同じ人件費、紙代、印刷代という経費をかけるならお客様が増える可能性もあり生産的。今回の事例は備品購入だが、それ以外でも経営していると出てくるこまごましたこと。そのこまごまは会社の理念や規模で判断軸が変わるので一概に言えないが、一つの判断軸として業績に対して影響がそれほど大きくないことは「放っておく」という選択も重要なのだ。このようなことを日常の仕事でしていないか?と見直そう。

4.完璧にこだわりすぎると目的を見失う

社長、幹部、管理職、一般社員でこの放っておくの決定基準は違う。それぞれの視点で自分の任務に照らし合わせ、それがこだわってやるべきことか、それくらいのことは放っておけと判断すべきことか。間違えてはいけないので不安な時は上司確認は必要だがなんでもかんでも完璧にこだわることはない。全ての問題を解決する必要もない。そもそもこの世に完璧など存在しないのだから。その取捨選択の判断が悪いと放っておいてよいことに時間と労力をかけて大事なところで使うパワーが落ちる。結果、別のところで生産性を下げる可能性があることを忘れてはいけない。自分の任務、目的を完遂するために必要なことを見失わず全体像をとらえて業績へのインパクトが大きい所を狙え!


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