勉強は楽しくないと続かない!おもちゃのブロックでSDGsを学ぶ。
楽しいところに人は集まる
みなさんが仕事をする上で大切にしていることは何でしょうか?
私は断然「楽しいかどうか」!
楽しい人たちと楽しく仕事がしたいし、
楽しいことにはアイデアがどんどん浮かんでくるし、
楽しいところに人が集まります。
子供たちへのSDGs出前講座も「楽しい」が最優先!
SDGSの出前講座
以前SDGsの絵本を寄贈した室戸市から、室戸市立佐喜浜小学校で5、6年生を対象に「SDGsの出前講座」を実施してほしいと依頼がありました。
佐喜浜小学校の5、6年生は全部で11名。
これまで100人規模の講演会は何度か実施してきましたが、少人数だからこそできる講座にしたいと思い、高知県地球温暖化防止活動推進センターの職員の方にアドバイスを頂くことにしました。
おもちゃのブロックを使ったプログラム
キーワードは
「まちづくり」
「環境」
「楽しい」
「子供たちの想像力・発想力をカタチにしたい」ということになり、
昨年からお仕事体験のワークショップで使用している、おもちゃのブロックを使用することにしました。
プログラムは
1、SDGsってなに?
2、室戸市もやっているSDGs
3、今の室戸市を作ってみよう
4、未来の室戸市を作ってみよう
自己紹介でもブロックを使います。
私は明るい性格でオレンジにしました。心も体も丸っこいのでこちらのブロックを選びました。
会社説明もブロックを使います。
左から、道路(舗装)、建物(建築)、トンネル(土木)のものづくりをしている会社です。
ちょこっとSDGsについても説明。
小学校の耐震工事を例に挙げ、私たちの仕事は「11・住み続けられるまちづくりを」に貢献していることを説明しました。
室戸市が進めるSDGsの取り組みも紹介。
室戸ユネスコ世界ジオパーク
むろと廃校水族館
室戸ドルフィンセンター
シレストむろと(室戸海洋深層水を利用した健康増進施設)
室戸市では持続可能なまちづくりのために、自然を活用した地方創生に取り組んでいます。
こちらは、地形を生かして建設された津波避難シェルター。
平成28年に完成したこちらの避難津波シェルターは、世界で初めて建設されたそうで、実は弊社が施工したんです!
いやぁ~、すごいですね~~~。
現在の室戸市と、2030年の室戸市
まずは子供たちに「現在の室戸市」をブロックで作ってもらいました。
こちらは見本で作った今の室戸市。
左から、灯台、ジオパーク、ハイビスカス街道、むろと廃校水族館をイメージして作りました。
子供たちの作品は、迫力のある室戸の海や、幹周りが10mもある大杉、天満宮をカタチにしている中、地元のコンビニ「モンマート」はほとんどの子供が作っていました。
やはり、自分たちの身近なものに興味がわきますよね。
次に「2030年に住みたい室戸市」をブロックで具体化してもらいました。
こちらは6年生の男の子の作品。
立体的な大きな波、大きな杉の木が特徴的です。
ポイントは、海をきれいにするためのゴミを回収できる機械を設置していること。
室戸の海と自然を大切に守っていきたいという思いが伝わってきます。
他にも、
「環境を守りながら、人が集まる場所を作りたい」
「砂浜のゴミを収集する機械を作りたい」
など、子供たちそれぞれの自由な発想で、住み続けられる室戸市を発表してくれました。
最後に、2030年の理想の室戸市実現のための行動宣言書を作成してもらいました。
こちらは先ほどのブロックを作ってくれた6年生の男の子。
海を守るためには世界中の人の協力が必要だと考え、「英語の勉強を頑張る」という行動宣言。
ゴミ問題を解決させるために英語の勉強へと繋がるなんて!
素晴らしい行動宣言に、感動して胸が熱くなりました。
植田室戸市長も子供たちの発想に感激!
実は今回、室戸市の植田壯一郎市長が授業を視察に来てくれていました。
Facebookにも載せてくれています。
植田市長から「小学生が大人に負けないくらいのアイデアを持って、将来の室戸市を考えてくれている姿に明るい未来を感じた」という言葉を頂き、今回のプログラムは大成功だったと実感しました。
勉強は楽しくないと続かない!
子供たちが「楽しそう!」「自分もやってみたい!」と思えば、自ら意欲的に学んでくれます。
私たちは子供たちをそっと後押しするだけ。
自分で考え、決断し、行動する。
簡単なことに思えますが、それができない大人は多いのです。
子供は大人と違って恐れを知らず、好奇心旺盛です。
今回の出前講座がきっかけで、子供たちの次への一歩に繋がっていくことになれば、持続可能な社会の実現に大きく貢献できたといえるでしょう。
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