見出し画像

ちょうど一年前に

「もう今後二度と頼ってこないでください。」
ちょうど去年の今頃、こんな言葉でショックを受けてた。

起業しても、一家を支えるまでの収入には届かず、
自分の不足感をうめるために
収入をはるかに上回る沢山の研修を受け続けた。

研修を受けることで、
何も行動できていないという自分を
みないようにしてたんだと思う。

そしていつのまにか支払いができないカード残高が
積み重なっていった。

自信がなくて、なかなか発信やクロージングもできず、
行動しては疲れてしまう、を繰り返してた。

そんな中、コロナにかかり、
子どもたちにも次々とうつる。

一ヵ月くらい、本当に何もできない期間。

今月こそ、もう無理だ、と思った。


私の両親は、年金のみで、毎月苦しいことはわかってた。
孫たちに何もしてあげられなくてごめん、
そうやって何度も言われてたし、余裕がないのはわかってる。

そこで私が頼りたくないけど
頼ったのは元義理の母。

私はその頃、私と子どもたちの生活費をなんとか捻出しながら
元旦那がカードが支払えないとなると
自分が大丈夫でないにも関わらず、お金を渡したりもしていた。

今月こそ、もう無理だ、の内容は
元旦那にお金を渡している場合じゃないって部分。

そんな状況だったのを義理の母に伝えれば、
一時的にでも支援してもらえるかなと思った。

勇気を出して電話して、返ってきた言葉は
「もう今後二度と頼ってこないでください。」だった。

コロナの高熱と関節痛と頭痛のなか、

「さとこちゃん、もう無理でしょ。
家を売って、市営住宅に入れてもらうとかして、
月々かかる分を減らしたらどうでしょう?
猫たちも引き渡すとかしてなんとかしないと。

看護師の資格を生かして病院勤務すれば
今自分でビジネスをしようとするよりも
確実に多く稼げるでしょ。
もうできてない、無理ってことだから、
現実見てくださいよ。

息子の事は申し訳ないけど、
今後借金だけはしないようにだけ目をひからせておいてください。」

もう涙もでなかった。
たぶん無表情だったと思う。

もう意味もわからなかった。
でも、言葉のひとつひとつはしっかり覚えてた。

全部自分が招いた状況ではあるけど、
コロナでしんどくなりながら
子どもたちの看病もしている状況で
こんなにきつく言われると思ってなかった。


自分ビジネスを軌道にのせようとするなかで、
何度もよぎったことはある。

看護師や保健師の就職先はいくらでもある。
戻った方がいいのかなって。

でも、そこには私が惹かれる業務内容はなくて。

どこか楽に稼げる方法ないだろうかって探したりもした。

でも、今の私の状況だと、きっとどこにいっても
同じような感覚になるんだろう。

自分でビジネスをしていくって、
葛藤がたくさんある。

たくさん怖いし、たくさん焦りも出てくるし、
その状況で動いても、なんか苦しくなったり
エネルギー切れするし、なかなか結果はついてこない。

うまくいかないこと
思うようにいかないことたくさんある。

うまくいかないことが嫌で
動けないこともたくさんあった。

でも、やっぱり諦めたくはなかった。

もっと自然体でビジネスできたらいいのに。
もっと気張らずにビジネスできたらいいのに。

そんな思いが現実化していくのは
この数か月後のことでした。

















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?