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≪書籍の紹介≫ここにはライフオーガナイズの真髄が書かれている

"ライフオーガナイズ"とはなんぞや。

整理収納の分野において、近年は諸先輩方のご活躍もあり、浸透しているライフオーガナイザー®︎(以下、LOと表記)という資格は、
整理収納の資格では、かなりプロフェッショナルなレベルだと言われています。

モノや空間の整理収納という域を超えて、
ライフ-生活や人生-そのものに入り込む職種だからだと思います。

詳しくは、私が所属している「日本ライフオーガナイザー協会」のHPをご覧いただくとして、
今回は先輩LOが執筆された書籍を紹介させていただきます。

40代からをご機嫌に生きる88のヒント


40代からをご機嫌に生きる88のヒント

特に女性ならご存知の方もいらっしゃるかもしれない、
LOという職種を先陣を切って体現されてこられた、
鈴木尚子さん著のエッセイ本です。

私が鈴木さんを知ったのは、当時毎月購入していたVERYという雑誌でした。
その前から整理収納の分野には興味があり、LOという存在や職種は知っていたので、
「あ、この方もLOなんだ」と知りました。
そこには確か、ご自身の過去を経てLOになった経緯が書かれていて、
その後、鈴木さんはあっという間に認知されたように思います。
今では日本を代表するLOとなり、現在では実業家としてスクールも開校されています。
なので、私にとっては、
鈴木さんとお呼びするのも大先輩と言うのもおこがましい存在の方なのです。
(実際、この書籍も片付けなど家政のコーナーでなく、エッセイストのコーナーに平置きされていました。)

このエッセイは、ライフオーガナイズの全てを語っているといっても過言ではありません。
鈴木さんがご自身の経験を通して培った、ご機嫌に過ごすための心持ちや習慣が書かれているのですが、
どこかは必ず、40代問わず女性の皆さんに刺さるヒントが出てくるはずです。


40代である私の遍歴と、辿り着いた思い

私は鈴木さんとは性格や気質は違いますが、当てはまる部分は多く共鳴してしまいました。
まさに、LOとしての私が掲げる
「Mita Kuuluu?(気分はどうだい?)」→「ご機嫌だよ!」
と返事できるような日々の生活のお手伝いをするというコンセプトに合致した内容でした。

特に共感したのが、冒頭の、

この世代の女性たちの苦しそうな生き方が変わらければこれからの日本は変わらない、とまで思うようになりました。

鈴木尚子 著「40代からをご機嫌に生きる88のヒント」より抜粋

という文言。
子育て中の私も同じことを常々考えさせられます。

何故、私も含め世の女性たちはこんなに自己犠牲をしないといけないのか。
何故、周囲に遠慮しないといけないのか。
何故、子育てしながら楽しんではいけないのか。
何故、何故、ナゼ…

それを見たり感じ取ってきた若い下の世代もまたその思いを踏襲する。
→結婚したくない。
→子供を産んでもきついだけ。
負の循環グルグル。

私は、ネットや新聞、TV等メディアで、ヘンに色んな記事を読みます。
政治・経済・事件・ライフスタイル・教育・子育て・行楽・趣味…
その中で、やっぱりどこか遠慮して過ごす女性たちが透けて見えてくるのです。

そんな私も、第1子を産んで暫くは、専業主婦で仕事をしていない負い目もあるし、子育ては私がきちんとやらなければという意識も強く、
元々の完璧主義な面でこなそうとするものの、子育てに悩み泣き、家事との両立も上手くいかず、仕事で帰ってこない夫に「早く帰ってきて」のメール。
第2子出産時は第1子の時よりもゆったり育てようと家事も適当にはなったのですが、
何だか第1子より育てるのが大変…外に出すと落ち着きなくいつも追いかけていて、かなりイライラ。
大変で楽しくもないから子連れで外出をしたくないし、子供に当たる日々。
自分自身をこじれさせていました。

第2子はその後、4歳で発達障害の1つ・自閉スペクトラム症だと判明。
それを受け入れるのにはじわじわと時間がかかりました。

私が次第に気持ちや生活をラクにすることができるようになったのは、

・自身の子供の自閉スペクトラム症を受容し、
「困った子」は「困っている子」で、
「困っている大人」(大人の発達障害)や世の中には色々な人達がいるというのを知り、ダイバーシティ(多様性)を享受するようになったから。

・コロナ禍の中で、色々な考えを持つ人達がいるのだと知り、「私は私だ」という結論に至ったから。

・そして、ライフオーガナイズを知り、暮らしの改善を実践できたから。

ライフオーガナイズやLOは、実は9年前には知っていました。
その前に整理収納アドバイザー2級を取得していたのですが、
整理収納は見よう見まね、人の受け売り。
きちんと片づけるだけ。
技術があればいい。
折角勉強したのにそんな意識だけだった私をライフオーガナイズは変えたのです。
「整理収納は心や生活の質に直結している」と。
「私は私だ」と。
「私を殺してはいけない」と。
それから育児や仕事などで少し遠ざかりつつも、私が9年もLO1級を取りたいと意識していたのは、やはりライフオーガナイズの理念に共感し、それを広げていきたいという思いがあり続けていたからだと思います。


LOの存在を知ってください

鈴木さんが苦しい思いをしてたどり着いた、6つの「整える」の中の88のヒント。
ライフオーガナイズの真髄が描かれています。
尻込みしたり、落ち込んだり、イライラしたり、気を使ったり、へりくだったり、謝ってばかりだったり…
そんな現代の女性にあるあらゆる負の感情に寄り添って喝も入れてくれる、
きっと琴線に触れる内容だと思います。

そしてそこから、私たちLOの存在に気付いていただけたなら、必ず絡まった糸を解くように寄り添い助けてくれますので、
家(オフィス)もご自身の心もごちゃごちゃでお悩みの方は、どうか少しだけ勇気を出して相談してみてください。
(私はまだサービスの募集はしておりませんが…)


日本ライフオーガナイザー協会

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