ボランティア活動を始めた理由

毎週金曜日にとある武蔵野市の介護予防施設にて高齢者向けの健康体操をボランティア講師としておこなっています。先日参加者のみなさんとお話ししていたらもう8年目だという話になり、知らないうちにずいぶんと続けてきたんだなとしみじみ感じておりました。

体操教室を始めた理由はそんなに大したものではなく、本業である整体院を吉祥寺で経営しており、3年目を迎えた年にお世話になっているこの地域で何か社会貢献ができないものかと考え、健康のことを専門でやっているのだからこれにしよう！と近所の施設を訪ねたのが始まりです。
私自身、自己紹介でも書きましたが小さいころから人の為になる仕事がしたいと考えており、できることからのんびり始めようという感じで始めました。

～毎週楽しみにしてくれている方のために～

体操教室を始めて半年過ぎた頃でしょうか？ようやく自分のスタイルの体操教室が仕上がってきて、こんな感じかな？と思いだしたころ、参加者のみなさんから「最近週に1度のこの体操が楽しみ！」「体操に来て、いろいろとお話をするのがとても励みになる」と言っていただけるようになりました。
ボランティアで活動しているのでもちろん給料はありませんが、それらの言葉は何よりも嬉しいお給料でした。
私は普段、お客さんと話したり、友人と食事に行ったり毎日たくさんの人と接していたので気づかなかったのですが、この体操教室に来てくださってるみなさんは普段出かける機会も少なく、こうしてちょっとした体操の時間や人と触れ合い笑えることが何より大切なんだなと実感しました。
それからはいつも地域の活動に参加するときは、来てくださった方が一人でも多く「楽しかった」と思ってもらえるような空間を作りたいと思うようになりました。

～人と触れ合い学んでいく活動～

ボランティア活動をしていて本当に自分にとっての大きな学びは人と触れ合い学ぶことのできる経験です。普段触れ合うことのないタイプの人たちと会ったり、まったく知らない人たちと共通の目的のために協力し合い親交を深めたり、本当に自分の人生経験を豊かにしてくれます。
自分の関わっている活動で一人でも喜んでくれる方がいて、それがまた自分の学びにもなって、そんなことを感じながら続けていたら気が付けば8年も経っていたようです。これからも初心を忘れず人の為に、そして自分の為に良い活動を続けていければと思っています。