仮面

一方では病んでいる自分が居て、一方では幸せな自分が居て、一方では何も考えていない自分が居る。

自分は1人しか存在しないけれども接する人や環境毎に自分は存在していて。ペルソナ、なんて言うらしいけど私達は自分という仮面をそれぞれに使い分けている。

人によってその仮面が何枚あるのかきっと違ってくるのだろうけれども仮面が一枚も無い人はきっと居ない。

そして誰もが辿り着くのだ。本当の自分はどれなんだろうという疑問に。

偽りの仮面なのか、それとも本当の素顔なのか、もしくは素顔などは無くて仮面しか私には無いのか。

愛せる自分と、愛せない自分と、愛したい自分と、愛したく無い自分と。

きっと全部私で、私では無い。 

自分が自分を見失う前に。

おわり。




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