5:35:05

昨日の夜、ふたりで乾杯した。お互いにどうしようもなく疲れた1週間だった。疲れるよねえ、ってお互いに今週あった話をして。自分の未来が見据えられないことに、どうしようもない感情をお互いに抱きながら、夜深くまで話をした。

彼との電話は、楽しい。考え方や価値観が似ているから、話をしていて違和感を感じることがない。音楽も、音楽に対する向き合い方が同じで聴く曲も似ている。

お互いに話す。こんなに、色んなことが一緒な人にもう出会えないかもね。と

楽しいよねって、疲れ果てた時に彼と話す時間が私はとても好きだなあ。と思う。

彼に、「私が〇〇さんのこと好きじゃなくなったって、伝えるときどんな気持ちなんだろうね?」と言った。「んー、この時間なくなるんだよね。んー、どうなんだろう。んー、、後悔すんのかなあ。」と言う。
私が「この時間も、LINEも、手紙を送ることも、誕生日毎年お祝いすることも無くなるね。」と言う。

言った私が悲しくなって、「寂しいなあ。」と言うと、彼も重ねて「うん、寂しいね。」と言う

こんな会話してて、なんでお互いがこんなにも大事なのに、どうしようもなく、何も進めることが出来ないんだろう。と思うと、悲しくて笑えてしまった。

「可能性はゼロ?」と聞くと
「おみつさんのこと?」と返ってきて続けて、「ゼロじゃないよ。現に、今一緒に居たらとか、今どうしてるかな?とか考えるもん。それを考えられるってことはゼロじゃないと思う。」と言った。

昔なら、こんな思わせぶりな態度取ってって、私も相談してる周りにも言われたはずなんだけれど、今は、知ってしまったからどうすることも出来なくなってしまった。
彼が私を大事にしてくれている事も、多分私に恋愛感情も持ってくれている事も何となく伝わる。でもそれをわかった上で、彼は仕事を優先させることしか出来ない人っていう事も知ってる。仕事の話をしてくれるようになって、私も医療関係に就くから彼の仕事内容は何となく把握出来る。仕事の話をしている時の彼は、自分のことなんてそっちのけで、利用してくれている人のことばかりで。ほっとけない性格で、完璧主義者だから、まあいいっかって妥協することも出来なくて。仕事とプライベートを分けられない人で。
彼が悩みに悩んでる姿も知っていて、それでそんな時に、私のことを見てよって言えなくなってしまった。
知らなきゃ良かったはずなのに、知ってしまったからこそ、私は彼を心の底から好きだと思えた気がした。なんで、こんな人がいいんだって何度考えても、こんな人だから好きになったんだよなって話しているといつも思う。

お互いに大事なのに。
人生は、なんだか少し上手くいかない。
でも、もう少し、彼と話していたいと素直に思った。

おわり

#恋愛 #恋 #電話 #日記


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?