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根っこ

植物を描くのが好きで。
学生の頃は一面葛の絵など描いていました。
葉、幹、枝、根 大好き。

「繁茂」 葛に飲み込まれる元鶏舎
「チカチカ」 リアルとその向こうと

壁画に戻って。

正面右側

正面右側を塗るときに
気付くと「根っこを描くときの手の動き」をしています。
それで
「あぁ、画面のここには大きな樹を描くんだなぁ」と。
大きすぎて全貌の見えない巨木。
まるで地面のように広がった根っこ。

これは絶対、ZEUSさんから飛んできたイメージだな。
なんて思いながら、巨木に居てもらいながら進めます。

巨木であることを伝えたら
「大好きな世界樹!!」と目を見開いて!
私もそう思います^^

・・・そう話しながらふと。
描いていたときの手の感覚が思い浮かんで。

思考がなくて、当たり前のように「根っこの形」として動いてた筆。
根の凹凸に沿わせる筆の動きが、
まるでそこに既にあるものを発掘するような視覚と重なります。

あぁ。
ここに在ったんだな~。
ZEUSさんの言う、「未来に既にある絵」が体感された気がします。

もっと言えば、未来なのかどうかは分からなくて。
別のレイヤーにずっとここに在る。
それを触って形を出してきた、そんな感覚です。

「潜る」 子供が何人か潜り込んでます
「樹」 カタチのカッコイイ樹

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