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父は膵臓癌末期〜第九章〜
父は膵臓ガンの末期でもありますが、それ以外にも脳の方で硬膜下血腫で入退院を繰り返し、今も集中治療室で手術をし、現在リハビリしています。
余命はこの春...
さかし春は過ぎて初夏にらなっております。
父は諦めず頑張っています。
そして心臓の病気も抱えており、薬などを止める事はできません。
血をサラサラにする薬...
それが原因で脳は繰り返すとの事です。
今回は脳の方で中でも化膿しており洗浄してチューブを入れています。
それがなかなか取れずにまだ集中治療室で会う事もできません。
ですが、看護師さんや事務員の方が動画を撮っていただけたり病院内でライン電話をして下さったり、それが本当に幸せなひとときです。
そして一昨日の事ですが、ずっと寝ていたり座ったりはしているのですが、足腰がとても弱まっているから歩行は困難かもしれないと告げられました。
会えないけれど状況だけでも聞きたかったので病院へ向かいました。
すると、待っていました!と事務員さんから告げられ、動画を見せて頂けました。
すると、それは父が歩いているのです!
1人ではまだ危ないので付き添ってはいますが、歩いてあるのです。
もう涙が止まりませんでした。
歩けないと私は思い込んでいたので、本当に父は諦めていません。
それは父が歩きたいと言う意思が相当強いものだからだと考えられます。
家族みんなで驚きました。
そしてその動画を撮っていただいた事務員さんにも、本当に感動と感謝をありがとう、と何度もお伝えしました。
本当に嬉しくてたまりませんでした。
私達は普通に歩けます、その普通ができないと言う事、そしてそれが歩けたと言う喜び、それがずっと心に残っています。
たぶん一生残ると思います。
父は頑張っています。
まだまだ諦めていません。
言葉はまだ出てこない様ですが、以前よりは少し出る様になった様です。
油断はできませんが、かなりの進歩です。
諦めていた自分が恥ずかしく思います。
本当の諦めは、本当に最期の時だなと思いました。
それまでは諦めない父に尊敬します。
ガンは少しずつ大きくなっていると思います。
いつどうなるかはわかりませんが、それまでは諦めません。
あの動画を見て、また家に戻ってこれる様な気がしました。
もうそれも諦めていました。
でももし戻れたとしても母の方が疲れている様なので、それはまたその時に考えようと思います。
先の事を考えていても一日一日父の様子はわ変わります。
ですからその時の状況を見て先生と相談しながら決めたいと思います。
本当に今回の歩いている姿は感動しました。
看護師さん、事務員さんに感謝しかありません。
あとは病院のシステムさえなんとかなれば言う事ないのに...
せめて一般病棟に戻った時に毎日面会ができる様にしてほしいです。
他の病院ではもう毎日面会なのに...
他にも色々ありますが、まずそれだけどうにかお願いしたいところです。
これからも父の様子を聞きたいと思います。
そして父の為に自分の仕事は休んで父の事を優先にしたいと思います。
これからも父と一緒にこの人生歩めます様に...
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