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負えぬ荷は負はず

介護回顧録(1)ちょっちだけ日記 Vol.32

とうとう始めることにしました。
これから家族の介護をする立場になる方に
ほんの少しお役に立てればと思います。
先に言っておきますが「アドバイス」という程のものではありません。

自分が父母を看取ってきた経験
今兄弟を介助している経験
今自分が介護を受けている経験

からなにかしらお伝えできればと思います。
なので環境や地域が違えば状況は違うかもしれません。
「私が恵まれているだけ」とのご批判は覚悟しています。
制度の限界や不十分さも理解してます。
それに文体が多少「上から目線」になってしまうのもお許しください。
いつまでも下書きで悩んでるより上げていくのが優先だと思いました。

で今回真っ先に言いたいこと。


🔸無理な荷物は背負わないでください。🔸

タイトルの言葉はみんなの俳句大会うみのちえさんが詠まれた句
負へぬ荷は負はず湖上の月明り
の一節をお借りしました。
細かいことは長くなるし
お一人お一人の事情全てが違うのでありきたりな言葉になりますが

とにかく自分一人で抱え込まないでください。

他の家族でもプロでも親しい方でも構いません。
日常のことも大事ですが
相談できる方を見つけるのがあなたの一番の仕事です。

私の場合には父母に就いていたケアマネさんが親身でしたが
なかなかそうはいきませんよね。
役所も頼りにならないかも知れません。
少し大きい病院には地域医療部門もあります。
まずはことあるごとに(経済的な部分も)周囲や関係者の方にちゃんと事情を話して知ってもらうことが大事です。
それにご近所の方にも
「うちはこうなんです。」と伝えておくことは重要だと思います。
ただし何かをしてもらうと期待し過ぎないでください。
いろいろ吐き出すことで少しは自分の心が休まる、それだけでもいいと思います。


🔸必ず一日に数時間は自分の時間を持ってください。🔸

ご自分の趣味もあるでしょう。
見たいテレビ、読みたい本もあるでしょう。
心や体をクールダウンする時間も必要です。
事情が許せば買い物に出たついでに近所の喫茶店やスーパーのイートインでゆっくりして来るのもいいと思います。

いろいろやらないといけないこと
その場から離れられないこと


はあると思いますがたとえ十数分ずつに分散してでも
「自分の時間を持つ」こともあなた自身の役目だと思います。
あなたが壊れてしまっては家族が壊れてしまう。
そう思って頂いて構いません。
安直な言葉ですが「いい意味で」サボることも大事です。


🔸心療内科に通院してください。🔸

細かい話になりますが大事だと思うので先に。
自分では大丈夫だと思っていても心に負担はかかっています。
単純に睡眠時間確保が目的でもいいと思います。
もし心療内科が見つからないという方は
ご家族やご自分が通ってらっしゃる病院に相談してみてください。
カウンセリングだけでも受けられる場所はあると思います。
もしそれも難しい場合にはたとえ内科の先生でもいつもの先生にお願いして
診察の後に愚痴を言う時間を作って頂く手もあると思います。
(それこそ3分でもいいので)

とにかくいろいろ話せる機会を増やすこと。
それが大事だと思います。

まずは自分の心を守ってください。

それが全てです。


初回でこんなことしか言えなくてごめんなさい。
具体的に私がどうしてきたか?と言う話は次回以降にします。
(まだ上手くまとまってません)

後々の為にと思い手書きノート1冊分記録していたのもありますが
Note記事を書こうと思ったのはこの方の記事もきっかけになりました。

ではまた。
皆さんにいいことがありますように。


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介護のことは次が書けた時点で別マガジンを作りますね。



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