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外国人技能実習生の実習実施者に対する監督指導、送検等

外国人技能実習制度は、技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護を図ることにより、企業などでの人材育成を通じた技能等の母国への移転により国際協力を推進することを目的としています。2022年末の技能実習生は約32万人。

そのようななか、厚労省は、外国人技能実習生が働く事業所への調査(9829事業所)を行い、7247事業所で法令違反があったと発表しています。

技能実習生の実習実施者に対する監督指導、 送検等の状況(令和4年)

違反の内訳は、
作業の安全配慮が不十分といった労働安全衛生法違反が2326件と最多、
割増賃金不払いが1666件、健康診断結果についての医師等からの意見聴取と続きます。

月110時間を超える違法残業や、資格が必要な作業を無資格のままさせていたケースも確認されています。

技能実習生の実習実施者に対する監督指導、 送検等の状況(令和4年)

そして、重大・悪質な労働基準関係法令違反により送検したのは21件となっています。

技能実習生の実習実施者に対する監督指導、 送検等の状況(令和4年)


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