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関わりのある事業所は大企業から小企業まで様々であり、そこには管理監督者がいる。人事労務のお手伝いをしていると、ある従業員が新しく管理監督者に昇進し、初めは右往左往しながらも頑張って、徐々に「地位は人を作る」場面を目にしてきた。
企業規模を問わないし、企業として遵法意識の姿勢の強弱に関係ない。
幾度となくそういう場面を目の当たりにして、私も嬉しい限りだ。

そんななか、顧問先で、ただ1人例外がいる。●●●人以上の企業。
管理監督者になって3年を経過したが、なんとも、管理監督者には不向きだ。
今後何年経過したとて、到底不向きに変わりはないだろう。

直属の部下からの信頼がない。
周囲からは煙たがられている。
ハラスメント事案への対応でできない、または不適切。
下の者には虚勢を張りすぎて不協和音。
上の上司からの注意も無関心で及ばない。
社風の劇悪化。
言動が常に攻撃的。
金銭面にうるさい。

まぁ〜書けばキリがないが、実際に本人の言動で大ごとに発展してしまったことがある。その詳細は書かないが、特に気になるのが、「言動が攻撃的すぎる」ことと「金銭面にうるさい」ことだろう。

相手からの言動に如何なる場面も想定し、、、、
事務的な会話のやりとりでさえも、攻撃的だ。なぜあんな態度になるのだろう。
平社員ならまだしも管理監督者があれじゃ、周囲の者はたまったものではない。
そのためか、就任後3年間での離職率は急上昇、特に退職時に従業員が激怒、会社都合解雇などの例が飛び抜けて多い。聴き取りするとほとんどがこの管理監督者がみだ。

金銭に関しては、契約に基づき請求書を発行するが、
いつもより多い請求額になるとかならず問い合わせの電話が来る。
経理部からではなくその管理監督者からだ。
「この上乗せ部分というのは?」
そのご質問、何度目ですか?
同じ回答ですよ。
こうご質問する以上、金額に多少なりとも納得していないのだろう。

揉めることはないが、何がそんなに気になるのだろうか?
経営上の数字に関心を払うのは当然だが、この管理監督者の注意は、毎度焦点がずれているし、行き過ぎている。
電話ではリラックスした会話をすることもあるが、過去の経緯から相当「お金」に関してはうるさい人、ケチは人、それをすぐ口に出してしまう人、という印象は前々からあった。

管理監督者で、ここまで虚勢を張って落ち着きなく冷静な意思決定ができない人、金銭絡みの発言が多い人はいまだかつてお会いしたことがない。

こういう管理監督者は早々に交代して欲しいものだ。
今後は、努めて付かず離れずの関係に終始しようと思う。


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