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社内で従業員トラブルが発生した際、のちに当該従業員の家族から電話での苦情や事情の求めに発展することがあるが、これにより当該従業員の結果が好転することは一度としてないだろう。かえって火に油を注ぐことになるため、決してやめたほうがいい。

先日も、トラブルというほどのことでもないが、わざわざ従業員の兄が電話して、このようなことになった顛末をお話しした後、いろいろと従業員に代わって弁明をしてきたが、それになんの意味があるというのか。

それによって従業員(弟)を助力したとでも思っているのか?
それは、本当に本人の意思か?

そもそも、電話のあなたは、ほんとの兄か?

弁明なら従業員本人が堂々とすればいいだけで、常に門戸は開かれている。なにかしら従業員が言いにくいというのなら、言わない限りそれは本人にとって損だし、会社も理解しようも対処しようもできない。
もともと口数が少ないというなら、よほど言動に変化が見られない限り、会社では思っていることがわからない。

今回の兄が申し出た内容が、たしかに本人の意思なのかどうか、従業員に確認しなくてはいけないため、兄の申し出とおり対応するわけにはいかないのだ。

もしも、従業員(弟)が口数が少なく、思っていることを正直に話せないというのなら、心情察して代わりに電話してくるのではなく、、
今思っていることや、会社にはルールがあって申告すべきことを守るように、はっきりと自分の言葉で躊躇せず伝えるよう背中を押すのが兄の役割である。

今後も、こういう電話をされても会社は対応に困るだけで、解決が容易になることはありえない。
たとえ口数が少ない、物静かな人でもあっても、トラブルにおいて看過できない事態を許容することはできないし、守るべきルールは厳守しなければならない。


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