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IAEAは…国連の専門機関ではなく、原子力の利用を推進する自治機関である。報告は、当たり前の事を言っただけ。
IAEA報告書が福島原発の処理水を巡って報道されている。
しかし国際原子力機関(IAEA)は、原子力利用そのものに関しての『中立機関』では無いと言うことは重要である。
すなわちIAEAは平和利用としての原子力を推進する立場であり、これを否定する立場は取らないという事だけは事実である。国際連合の保護下にある自治機関という位置づけである。
専門機関とは、
「政府間の協定によって設けられる各種の機関で、経済的、社会的、文化
的、教育的及び保健的分野並びに関係分野においてその基本的文書で定
めるところにより広い国際的責任を有するもの」
また、
「専門機関は独立した自治機関で,経済社会理事会と協定を締結し,国連総会の承認を受ける」
とあり、
一方、自治機関とは、自主的に活動します…という事であろう。
今回の報告の中でIAEAは、
『日本政府の海洋放出について推奨するものでも、承認するものでもない』
と立場を鮮明にしている。
要約すれば、
『処理水を十分に薄めて放出しても生物学的に影響はほとんどない』
とうことで、極めて国際的に見れば、
★十分薄めれば影響はない…当たり前の事を言ったに過ぎない。
この事(IAEA報告)に価値はほとんど無いことを認識した方がいい。
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