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科学技術の没落…人工知能、空飛ぶ車、月探査などなど その1・人工遅能

 現代に話題になっているものを見てみましょう!
 タイトルに挙げた3個の分野は、まさに人間の能力低下によって『あたかも新しい研究分野』のように脚光を浴びる結果、愚かさから生み出された分野です。
 まず、人工知能、俗にAIと呼ばれ、近い将来人間を越える能力を持つのではと心配する向きもいます。
 しかし、現在使われているコンピュータは、実は、『ノイマン型コンピュータ』と呼ばれる代物です。
 ここで『ノイマン型コンピュータ』を少し詳しく述べてみましょう。
 ノイマン型コンピュータとは、プログラムをデータとして記憶装置に格納し、これを順番に読み込んで実行する計算機、すなわちコンピュータです。現在のコンピュータのほとんどがこの方式を採用している。「コンピュータの父」とも呼ばれるアメリカの数学者、ジョン・フォン・ノイマン(John von Neumann)の名に由来する。
 これは20世紀前半に生み出されたものです。ですから人間(プログラマ)が作ったプログラム(専用の言語、単に機械が分かる命令セットのようなもの)をコンピュータの記憶装置メモリに読み込んで格納して順次処理を行っていくという逐次処理です。
 この処理は2進法と呼ばれる計算ルールに従ってコンピュータの演算装置(CPUとも言います)で0と1の計算を人間より格段に速く行う…これが現代のコンピュータなのです。従って人間が処理の仕方を指定しなければ単にクズなのです。
 この処理の速さを利用しているのが、将棋ソフトや囲碁ソフトです。これを世の中で『人工知能AI将棋ソフト』のような呼び方や商品名をつけて販売していますが、まぁ、詐欺紛いの売り方です。将棋や囲碁というのは機械で沢山の打つ手を高速で調べて勝てそうな手を探索するだけです。
 プロの棋士に勝ったの負けただの言う向きもありますが、所詮機械(コンピュータ)の探索速度がメチャ速いだけですから、知能などとは全く関係がありません。プロ棋士の対局中の脳を調べると、『左脳』がチンチンに熱くなっているそうです。左脳は計算をつかさどる部分で、まぁ、例えれば、高速電卓のようなもので単純計算を驚異的速度で行っていることになります。
左脳は創造性などには無関係の様です。創造性は主に右脳が司るようです。
 一方で、人間が複雑さや多量のデータ処理が下手くそになり、表現力の低下が著しくなったため、適当にコンピュータが尤もらしく組み合わせた文章など出力すると、創造性などと大きく勘違いさせるような、俗に言う『人工知能研究者』達が我が世が来たとばかりに囃し立てているだけです。そのうち、ノーベル文学賞を取るコンピュータが出て来てから改めて議論すればいいのです。
 ××チャットなどというマヤカシを喜ぶ人達を見るにつけ、人間の独創性や個性が極めて深刻なレベルにまで低下したと嘆かざるを得ません。わざとらしく、開発を一時中断せよ…なという茶番を演じるのが、あの『宇宙ゴミ大量製造』×××マスク氏です。
 昔、コピーアンドペーストで人間が行っていたレポートづくりをコンピュータが尤もらしくやっているだけです。このコピーアンドペーストすらやれなくなった人達や学生にとっては有難い『捏造機械』です。
 もはや馬鹿につける薬は売っていませんし、手抜きのためなら何でもありの世の中です。
 一つ言えることは、個々人の能力(後天的獲得による)が低下するに従い、人間の仕業らしく見えるものを『人工的知能が産み出した』と大仰に吹聴しているだけの文化に過ぎません。
 長年隅っこに追いやられていた『人工知能研究家』にとって漸く春が訪れたと大いに吹きまくっているのが実態と思います。
 人間能力が低下すればする程、組み合わせだけで結果を出すAI(人工知能)が、賢く見え
 『これを使えばいいジャン!』
となり、手抜きがドンドン酷くなる。こうなると思考という本来人間の持つ機能は不要とみなされ、ドンドン人間のように見える猿になってしまうでしょう。猿マネとはよく言ったもので猿=人間となる日が一段と速くなるでしょう。


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