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『「不易流行」の教え』

『「不易流行」の教え』
寒さが少し和らいで、嬉しいですね。
穏やかな気候の年末年始になりそう!!
2007年の私のブログからです。
『02/04/2007 20:00:00
TITLE: 「不易流行」の教え
私は言葉としては存じてましたが吟味する事をしておりませんでしたが、
ある会社の社長から頂いたメッセージの中に記載されているのを見て改めて先人の教えの深さに感銘しています。
「不易流行」は松尾芭蕉の言葉で
「不易」は、俳句として変ってはいけない部分、
例えば五七五の十七音形や季語の存在、等など。
一方「流行」は俳句が極めて短い表現方法を取るがために、
絶えず新しい句材を求め、
新しい表現を心がけないと斬新な句が生まれてこない、
常に新しいものを追求しなさい、これが流行の意味の様です。
この不易と流行が相俟って、
より素晴らしい俳句世界が創造出来ますよっておっしゃっているようです。
家庭でもそうですが、
現状を維持しようとする守りの思いが先行すると結局は衰退や崩壊のサイクルに巻き込まれてしまう、
生活レベルや精神性、
家族としての愛情を高めようと思う気持ちや努力こそが現状を維持し、
高め、家族愛に溢れた生活が待っているように思います。
夫婦でもそうですがお互いの人間性を高めあう、
認め合う努力や苦難がより深い夫婦愛を醸成していくように思うのですが如何でしょうか。
企業にあってはその事はより深刻で、
もう守りに入った時点で敗北の下降線にまたがったようなものです。
今のように社会や経済のあり方が急速にしかも構造的に変化している時代にあっては、
現状維持の努力なんて存続への何の役にも立たなくなってしまいました。
業際の壁さえも打ち破ってしまうほどの変革を求められる時代になりましたし、
働く社員も現在のあり方が持続する事に危機感さえ感じるようにもなりました。
隣の企業が
「景気が悪いね、仕事がないね、苦しいね」にただただ共感するばかりではなく、
そんな時ほど一歩でも先んじようとする努力こそ、
飛躍の兆しを作るようにも思います。
傷の舐めあいはもう辞めないと。
「不易」、社会正義や人間性、人権、企業倫理、商業道徳、社会貢献、健康維持、公共性・・・、
人間が家庭や社会、地域、学校、自治体官庁、企業の中にあるそんな部分を大切にしつつ、
「流行」つまり変化や変革、向上心、競争心、挑戦する心や勇気を喚起する事の大切さを言われていると思われます。
先人の言葉はやはり大切にしなくてはいけませんね、
時には思い出して紐解いて、
励みにしたり背中を押して頂いたり。
自分の知識にはいつも限界を感じます。
今日また一つ、大切な事を教えて頂きました。』
西日本ビジネス印刷株式会社
代表取締役会長 園田 慶一

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