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『天地人、「天に星・地に花・人に愛」』

『天地人、「天に星・地に花・人に愛」』

終日の雨です。

心まで、曇らない、塞がないように頑張って下さい。

2007年の私のブログからです。

『05/20/2007 20:00:00

TITLE: 天地人、天に星・地に花・人に愛

偶然ですが天地人について書こうと思ってましたら2009年のNHK大河ドラマは「天地人」に決まっていることがわかりました。

1600年前後の戦国時代を生きた武将、直江兼続の生き様と生涯を綴ったドラマのようです。

上杉謙信から「義」の大切さを学び「愛」の兜を身につけて戦った武将のようです。

義といえば薩摩の武士もまた徹底的に叩き込まれたとも聞きますし、

江戸幕府からの強い要請で今の中部地方の木曾三川の治水工事に命や藩の盛衰を掛けた「薩摩義士」の話も我々に義の大切さを教えてくれます。

この話は学ぶ事も多いようですので資料で勉強もしてみたいものです。

私は小さい頃、小学の低学年の頃でしょうか、

母が生け花をしている側でよく眺めていたものです。

尖がった剣山に力をこめて花を突き刺す母が「てん、ち、じん」と呟くんです。

幼な心に何を言っているのかを当然理解は出来ていませんでしたが大きくなるにつれてその事が生け花の構成を表す意味であることを知りました。

「天にありては星、

地にありては花、

人にありては愛、

これ世に美しきものの最たらずや。

高山樗牛(作家評論家思想家)」

形や振る舞いや風情、自然、たたずまいにもこころや想いを込める日本人の特性なのでしょうか。

そこには侘しさとか寂しさとか、愛おしさ、包み込むような深い思いが感じられます。

そんな自然や人々の営みの中で常に心の安らぎや拠り所を求めながら、

信じながら営々と続いてきた私どもの営みがどうもおかしな方向に進みつつあります。

数日前の高校生の事件、久しぶりに訪ねてきた母親を殺害し首を断ち切り、それを抱えてカラオケボックスに行く。

どうも最近のDVDが多く回収されたようですがそれに感化されたのは間違いのないところでしょう。

薬害の問題、刑法犯の低年齢化、性犯罪の増加、至る所で日常的に起こる軽犯罪、

めずらしくなくなった銃器犯罪、ネットや時代を背景にした知能的な犯罪、どう見たって今までの社会とは様相が可笑しくなってきました。

せめて、私どもだけでも、自分の周りだけでも穏やかな社会にしたいものです。

みんながそう思えば全てが安寧に暮らせるのですが。

今一度、「天に星・地に花・人に愛」』

西日本ビジネス印刷株式会社

代表取締役会長 園田 慶一

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