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境界はとけてきえた。

境界はとけてきえた。


自分というひとつの宇宙を、線で区切ることは難しい。


内側に広がる捉えようもなく広がる世界。


ホールのケーキをカットするように、ぴしっと切り取ることは、とてもじゃないけど難しいものだ。


時には、壁の向こうが見えないほどの巨大な仕切りが、上から下からめりめりはえてきて、視界をふさいだり。


雨のような感情が行き場をなくして雲になって覆い尽くしたりもした。


でもそれは、「これと、これ」というふうに簡単に分けられるようなものじゃない。


もし、その線を、外から持ってきたものでひこうとしてしまったら、それもとても難しいことになる。



ほんとうはひとつだから。



角度によれば様々に景色を変えるこの世界と
わたしたちがひとりひとりつくる世界は似たようなものだから。



わけようとした。


そう教えられてきたから。



わけようとした。


でもわけられなかった。



そして時はたち、わけなくてよかったのだ、と世界は言い出した。



もともとひとつなのに、わけることなど出来なかったのだと。


今、あらゆる境界はとけてきえた。


ほんとうは、初めからなかったけど、あるのだと信じている自分たちがその線をつくりだしていた。



外側の何かに左右されず、自分であり方を、心から選び取れる今。



その今を、把握しきれない景色のまま選択できる時が、今。


◇◇◇

今日はパートナーとして一緒に遊ばせてもらっている友人の会社のサービスに関してうちあわせ。


本当は…みんながうっすら思いながらも、どうしたらよいのかわからずめをそらしたり、途方もない気持ちになるもの。


それを真正面からビジネスとして遊びにかかろうとしてる彼は革命家です。


それの感想。


もう企業もプライベートもない。

遊びと仕事もない。


ただあるのは、そのすべてを飲み込んだわたしという世界を自分がどう認識するかだけ。


応急処置をたくさんしてきたね。


でも、もうみんな、本当は…と思ってきたことに手をつけるんだな。


その方が、かなり楽しい。


わたしの世界では、そんな感じだ。




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