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アメリカで特別支援教育の先生。ミスセガワの1日はこんな感じ。

Hey you guys!

初めましての方、はじめして。Miss Segawaです。前の記事に自己紹介をあげていますので、そちらもどうぞ。

今回はわたしの学校での1日をシェアしていきたいと思います。こんなにコミカルで、マジカルで、イベントフルなお仕事、なかなかないと思うので、ぜひ読んでくださいっ!

6時20分、起床。化粧して、着替えて、朝ご飯とお昼ご飯を保冷バッグに入れて、コーヒーをタンブラーに入れて、ドタバタと家を出ます。どこにでもいる、働く20代女子ですね。ちなみに朝ご飯はだいたいフルーツとヨーグルトか、PBJ(アメリカ朝ご飯王道ピーナッツバタージェリーサンドイッチ)で、お昼はほぼお夕飯の残り物です。(ご飯に野菜炒めとか、パスタサラダがリピ多め。笑)

7時15分にはアパートを出て、7時30分に学校に到着。よく聞かれるのですが、アメリカの学校には、職員室はありません。自分の教室が自分のオフィスなので、席、家具の配置から、壁面の装飾、ペイントまで全て自由です。わたしは去年の夏休みに、一人で丸2日間かけてミントグリーンに塗り替えました。また後を追って更新しますが、先生それぞれ教室のテーマがあって、ドーナツがテーマだったり、サボテンがテーマだったり、カフェ風だったり、毎日を過ごす場所を、子どもにとっても先生にとっても快適になるように、みんな工夫しています。

ちなみに出勤の定時は7時45分。時間までは教室でメールを確認したり。7時45分になったら学校の入り口、カフェテリア辺りにスタンバイして、朝のトランジションがスムーズに行くようにサポートします。朝から泣きながら来る子や、怒りながら来る子もいるので、ポジティブな声かけが大切ですねっ!

8時に一コマ目が始まって、そこからリズムよくお昼まで行くのでここからはタイムラインでどうぞっ!

8:00 2年生2名と、1年生1名の算数。3名とも一桁の足し算を頑張っています。タッチマスという、番号にドットをつけて、それを触りながら数えるというストラテジーで頑張っています。

8:30 3年生7名の算数。こちらのクラスは基礎ができている子たちの算数なので、通常学級でやっている内容のおさらいをしたり、手で触って学べる教材を準備して頑張っています。

9:00 コーヒー片手に通常学級を回って、みんな今日はどんな感じかな〜と覗き周ります。通常学級の先生とお話をしたり、ラウンジにあるドーナツを食べたりも。笑

9:30 1年生の通常学級リーディングのクラスに、co-teacherとして参加します。主に通常学級の先生がレクチャーをして、わたしは机を回ってサポート。必要ならば、何人かを廊下に連れ出しておさらいすることも。

10:00 2年生、1年生、キンダーの子3名でソーシャルストーリーの時間。わたしが一番楽しみにしているクラス( ^ω^ ) 自閉症を持っている3人と、コミュニケーションスキル、ソーシャルスキルのお話をします。例えば、フィーリングに関する本を読んで、それについてディスカッションをして、絵を描いたり。あとはわたしのクラスのブルテンボード(壁面)を毎月取り替えるのに、季節やイベントのお話をしたり、ハサミやノリを使って製作のお手伝いをしてもらったり。毎回お腹を抱えるほど笑わせてくれるので、本当に本当に楽しい30分です。

10:30 ランチ。めちゃ早いランチ。笑 アメリカでは先生全員40分間ランチ休憩がもらえるので、外に買いに行ってもよし、家に戻ってもよし。わたしは自分の教室で持ってきたランチを食べるか、仲の良い先生とチャイニーズのデリバリーをします。笑 月に1回は先生全員で持ち寄り手作りランチもします。

11:15 2年生6名と算数。こちらも通常学級のおさらい。

12:00 癇癪を起こす子や、先生、お友達に対してレスペクトフルにできない子たちはチャートを使って毎授業ポイントがもらえるシステムを使っているのですが、その子たちがお昼前にそのチャートを見せにわたしのところに来ます。ポイントが一定数あれば5分自由時間、なければ5分間わたしとお話をします。

12:30 1年生の通常学級、算数のクラスでco-teaching

1:00 1年生5名と算数。通常学級のおさらい。

1:45 キンダー2名と算数。1から20まで数を数える練習。

2:15 普段通常学級にいる子どもたちが、必要に応じて課題を持ってわたしの教室に来ます。時間が足りなかっただけだったり、おさらいが必要だったり、それぞれ。あとは通常学級で与えられた量を全部こなすのではなく、quality over quantityということで、何問かスキップさせたりしています。

2:45 お昼前にビヘイビュアーチャートを持って来る子たちが、放課前にまた来ます。システムは同じで、一定数ポイントがあれば、こちらは15分間の自由時間。

3:00  放課。わたしの学校は基本的にスクールバスかドライブスルーで子どものがピックアップされていきます。

退勤の定時は3:15なので、その後に残って授業準備をしたり、仲の良い先生とおしゃべりしたり。そのまま直帰すれば3:30には家に着きます。平日夜は基本的に家で料理をしたり、日本の家族とライン電話したり、ネットフリックスを観たり、で、夜9時にはベッドにいるようにしています。


、、、、、、と、こんな感じです。学校では30分ずつ、受け持つ子どもたちがどんどん変わるので、とんとんとんとんっと、毎日が終わっていきます。泣きながら先生から逃げる子や、おへそが曲がって廊下から動かない子、毎日笑いあり、涙あり、ですが、愛が溢れたとっても楽しいお仕事です。

次回はアメリカの特別支援教育に欠かせない、IEP(Individualized Education Plan)について投稿したいと思います。

こちらの記事を読んで、へ〜アメリカの先生ってこんな風に働いているんだ〜なんて思ったら、ぜひいいね、シェアをよろしくお願いします。また、特別支援教育、アメリカの学校教育等に興味がある方は、これから投稿される記事を見逃さないように、フォローもお願いいたします。

では、また。See ya!


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