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勝者のブランディング戦略~好きと言われる極意~

この記事を読むのに必要な時間は約〇分です。

・ブランディングの種類と特徴
・この考え方では負のスパイラル
・ビジネスはたくさん売るよりも「○○を残す」
・マクドの100円コーヒーよりスタバの500円コーヒーが売れるのはなぜ?

こんにちは。みっしいまです。梅雨明けももうすぐという事で夏バテしないように頑張ります。

今回はタイトルにもある通り、ブランディング戦略についてお話していこうと思います。

そもそも、ブランディングってなんやねんって方のために、辞書から言葉の意味を抜粋します。

ブランディング:経営、販売上の戦略として、ブランドの構築や管理を行う事。会社、商品、サービスなどについて、他と明確に差別化できる個性(イメージ、信頼感、高級感など)をつくりあげる

と書かれています。情報量が多いですね。本当に簡単にまとめると、個人でも会社でも価値をつけるために取る対策のことですね。

今回はここについて深く解説していきたいと思います。

▮ブランディングの種類と特徴

まず、ブランディングには大まかに4つあります。

・MARKETING:あなたのことが好きです
・ADVERTISING:好きです、好きです、好きです
・PR:あなたが好きみたいよ
・BRANDING:あなたが好きよ

言葉の隣にあるのは、会社や個人が公告をするときの形としてあげられるものです。ほとんどの会社や個人が、二つ目のADVERTISING「好きです、好きです、好きです」に莫大な費用をかけているという現実があります。

ですが、実際はこの四つの要素の中で一番効果的のはどのブランディングでしょうか。

もちろん、一番最後のBRANDING「あなたが好きよ」ですよね。理由は明確で、これだけは、相手から好意を持たれているからです。その方に対して自社の商品やサービスを売っていけば100発100中ではないでしょうか?

ということは、会社も個人も、ここの「相手に好きだ」と言われるブランディングを心がけて行く必要があります。そのブランディングにも大きく四つの要素に分けられます。

○コーポレートブランディング
・HP・ロゴ・パンフ・代表者・提携先・資本金・法務
○プロダクトブランディング
・価格・材料・パッケージ・雰囲気・デザイン・希少性・認可・資格・効果
○マーケティングブランディング
・チャネル・ターゲット・メディア・口コミ・SNS・キャッチコピー・ストーリー
○セールスブランディング
・販売方法・提携先選定・顧客選定・資料

こういった四つの要素があります。

○コーポレートブランディング

HPやロゴやパンフレットなど、一言でまとめると会社の信頼につながるブランディングです。

○プロダクトブランディング

これは簡単に言うと商品のブランディングです。例えば上記の価格、材料、パッケージなど、よく見る商品例はトクホの特定健康商品のロゴとかもそうですね。

トクホの写真貼る

○マーケティングブランディング

これは、どういったチャネルに出すのかや、SNSでどういった人を起用するのかのブランディングなど、こういったものをマーケティングのブランディングと呼びます。

*ポイント
チャネル:製品を消費者まで届ける流通経路のこと。

○セールスブランディング

最後に、どうやって販売するのかや、ターゲット、顧客の選定など、販売に対するブランディングがあげられます。

この様にブランディングにも注目する視点を変えるだけでこれだけたくさんの種類に分けられます。こういったところをまず頭に入れておいてください。

▮この考え方では負のスパイラル

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次に、こういったブランディングスキルがないと負のスパイラルに陥るという内容でお話ししていきます。

資料を参考にしながら読んでほしいのですが、まず、ブランディングがない企業はなぜ続かないかというと、差別化ができていないからなんですよね。そういうことになってくると、例えばAとBが同じ商品だった場合、間違いなく価格競争が起こります。Aが100円ならBは80円などのような競争をしても、これ以上値段を下げられない状態になるとどうなるかというと次はサービス競争になります。

サービス競争は何かというと、それこそその100円のものがトマトだったらそのトマトを使ったレシピやそのカタログ、○○個で100円、と言った様にサービスに対しての対策を打ちます。

ですが、そうした場合にどうなるかというと、自社のコストがものすごくかかることになってしまいます。

トマトを送る送料やレシピ本を作る製作費など上げられます。では、そのコストが高くなるとどうなるか、これは、会社の利益が下がることになります。理恵液が低下すると、もっとコストを削減して利益を得ようとするので、そうなったときに削減するのがPRになります。PRの削減をすると、その商品は見れない人が増えて、また売り上げ(利益)が下がるので、こういった流れで負のスパイラルに陥ります。

▮ビジネスはたくさん売るよりも「○○を残す」

ここで皆さんにある問題を出します。

問題:皆さんは、高級五つ星ホテルのカフェのマネージャーです。このカフェではカフェラテを売りたいと考えています。その時に一般人にアンケートを取った結果この様な情報がまとまりました。

1.100人対象のデブス調査の結果500円であればカフェラテを全員頼む
2.1500円は高すぎて誰も頼まないとの結果
3.1杯のカフェラテを提供するのに必要な人件費、仕入れ原価などを合わせたら300円。

さて、この高級ホテルのカフェはこのカフェラテを何円で売るべきでしょうか?

ヒント:数字をしっかりと把握すること。

いかがでしょうか?計算の仕方がわかればこれは簡単だと思います。

という事で、回答の解説に入っていきます。

まず、下記の様な価格設定の基本図を書き出してみましょう。

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この様な図が頭で書けたら後は簡単です。

ビジネスで大事なのは、どれだけ売るかより、どれだけ利益が残るかを優先です。100人に売りたいからと言って一番売りやすい値段で提供しても間違いなくその事業はつぶれます。

そいたら、仮に750円であれば75人が購入し、1000円であれば50人が購入し、1250円では25人が購入します。この中で、どれが一番利益が残るのかを計算します。

これで正解が出たと思いますが、答えは”1000円”です。売上の50000円から原価の15000円を引けば35000円の利益になり、この図の中では一

○ブランディングをする

もちろん、高くするだけでは売れません。コーヒーの相場が500円でそれを1000円で売るという事なので、高くなっている500円分には必ず付加価値をつけましょう。

高く売って経営を保つので、ただコーヒーを提供するだけではなく、相手が1000円出しても買いたくなる工夫を考えてみましょう。

*ポイント
体験を売ると人が集まりやすいかも。

▮マクドの100円コーヒーよりスタバの500円コーヒーが売れるのはなぜ?

まずは、タイトルにある問題について考えてみてください。

 

よく出る答えとしては「スタバのブランディング」とか「ブランドだから」という様な答えが何百人と出てきそうですが実は違います。

カンタンに言うと、フランチャイズかそうでないかという点にあります。

*フランチャイズ:本部と呼ばれる「フランチャイザー」と加盟店(フランチャイジー)が契約を結び、加盟金を支払うことで商標の使用権や商品&サービスの販売権を得られるシステムのこと。

と説明しましたがこれも簡単に言うと、お店の名前を借りて経営できるという事です。

で、マクドナルドはその加盟店なので、世のマクドナルドは大体フランチャイズ店舗です。その一方で、スタバは何かというと、直営店方式なんですよね。

何が違うねんって話ですが、直営店=本部が店を運営しているという事です。

つまり、フランチャイズは名前を借りているからこそ、たくさん売り上げなければなりません。そうなった場合、テーブル席を増やしたりしますが、その時の一人に与えられた席の間隔は40センチほど。となると、もちろんコーヒーも100円で売らないと売れません。

スタバはそうなることを知っていたため、フランチャイズ展開をまずしません。なので、儲けファーストにする必要がなくなり、顧客ファーストでサービスの提供ができます。

そうすることから、皆さんもスタバにいて一度は観世田ことがあると思いますが、めちゃくちゃ広くないですか?正解はそこです。

スタバの500円のコーヒーがマクドの100円のコーヒーより五倍美味しいかと言われれば一概にそうではないですが、スタバのコーヒーが売れ続ける要因として、フランチャイズじゃないからこそ顧客満足度を優先としたサービスが打てる という事ですね。

▮最後に

ブランディングについて話してきましたが、ブランディングの本質とは、売りたい商品やサービス以外のものをPRすることです。商品を売りたいのであれば、商品をPRしてはいけません。

一番代表例として挙げられるのが、ヤマハのピアノ教室ですよね。

ヤマハは何が売りたいかというと、ピアノを売りたいですよね。

ですが、ピアノなんてクソ高いので、それだけを売ろうとしても中々売れません。

その中で取った施策が皆さんご存じのピアノ教室。そこでピアノを弾くという体験をPRするからこそピアノが売れるわけですね。

今の時代、モノだけを売り飛ばしても何も売れません。顧客目線に立って、どんな体験や別の要素からメインにつなげていくかを考えていきながら、ブランディングスキルを高めていきましょう。

今回は以上です。ありがとうございました。





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