「好きなことを仕事にしよう」は迷路への入り口。
おはようございます。今朝も勢いで書きます。
よく「好きなことを仕事にしよう。」だから「まずは自分が本当に好きなことを知ろう。」というようなメッセージがあるけど、そんなことができるのは、ごく一部の限られた人ではないだろうか。
プロ野球選手や将棋の棋士といった特別な才能をもったプロの世界にはあるだろうが、一般の会社に勤めようとする人のなかで、そのような人がいるだろうか。
それにも関わらず、長く続けられる仕事を見つけるには、好きなことを仕事にした方がいいというメッセージを聞くと、「好きなもの探し」から始めなければならなくなる。
しかし、そのようなものは探して見つけられるものではない。そのため、いつまでも「好きなもの探し」を続ける。そして、悩む。「自分には好きなものがない。」あるいは、「何が好きなのかが自分にも分からない。」といったように。
私は今のコンサルタントは好きな仕事である。そして、25年という長い時間、この仕事を続けてきている。では、この仕事を選んだのは、コンサルタントという仕事だから好きだから選んだのかというと、それは違う。
好きかどうかなんて分からない。だって、まだやったことがないのだから、分かるはずがない。
しかし、興味はあった。そして、その先に当時の私が成りたいと思う姿に近づけるイメージがあった。それだけである。好きかどうかは分からなかった。
また、私が大学を卒業してはじめに選んだ会社もそうだった。その仕事に興味はあった。そして、当時の私が成りたいと思う姿に近づけるイメージがあった。
しかし、5年後にはその会社を辞めて、今のコンサルテイング会社に転職した。なぜ、転職をしたのか?
今思うのは、若かったということ。まず、自分が成りたいと思っていた姿が邪道だった。邪な考えで描いていたものだった。目指す姿が間違えていたのだ。さらに、間違えていたとは言え、目指そうとしていた姿に、その会社では近づけないと思うようになった。だから、あらためて何を目指すのかを考え、会社を変えた。
今のコンサルテイング会社では目指したい姿を追っかけられる環境があった。また、その目指したい姿を持ちづけることができた。
このような私の経験からすると好きなものを考えるのではなく、
・目指したい姿を考えること
・その姿に近づける環境があるかどうかを調べること
この2つこそが、会社や職選びで大切なことだと思っている。
この2つは真剣に考えて、特に目指したい姿に近づける環境があるかどうかは、ネットだけではなく人にも聞きに行くなど、できるだけ情報を集めて、研究した方がいい。
そして、最後は決断をする。これだけのことをすれば、あと必要なのは決断をすること。
成りたい姿をイメージして今日もステキな一日に。
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