ピーターの法則を超えろ!
出世していくといづれ人は無能になると言われる「ピーターの法則」。確かに、会社のなかでは「なぜあの人が管理職なの?」と思われる人がいる。
もし、社長がそのように思われていると、その会社は終わっている。
そして、そのような人が管理職になる理由を説いたのが、ピーターの法則である。
●優秀な人も昇進を続けるうちに能力の限界に達し、いづれ無能になる。
成果を上げて昇進した人が、次のポジションで同じように成果を上げられるとは限らない。トップセールスマンがメンバーの管理にも優れているとは限らないし、数名のチームで成果を上げたリーダーが数十名のメンバーを率いるマネージャーでも優れているとは限らない。
どこかで限界点に達し、無能化してしまう人が出てくる。
●無能な人が今の地位に留まることで、多くの無能な管理職を生む
それでも一部の優秀な人は昇進を続けていくが、その一方で無能なリーダーも増える。それを長く続けていくことで、無能なリーダーばかりの組織になる。
このような現象が組織に起きると言ったのが、ピーターの法則。会社に勤める人には、思い当たるところがあるはず。
これを防ぐには、評価制度を整備し、人事の降格条件を明確にしておくこと。
組織としては、それが解決策となるのだが、一方で、社員は無能とされないように、限界の壁を越え続ける挑戦をしなければいけない。それが、なければいづれ限界の壁を迎えて、成長が止まってしまう。
その解決策の一つが、「未来の姿を考える」こと。
自分自身の未来の姿はもちろん、リーダーとして率いる組織の未来の姿を考える。仮に、今、5名のメンバーを率いているとすれば、3年後は何名のメンバーを率いているのか?その時のリーダーとしての仕事内容やチームはどのような成果を上げているのか?
それを、昇進したときこそ、考える。
そして、考えた未来の姿を上司、同僚、あるいは関係部署に積極的に発信する。そうして、協力者や応援者をつくっていく。考えた未来の姿を自分だけのものにするのではなく、それを使って仲間や応援者をつくっていく。
つまり、出世したときこそ、未来の姿を真剣に考え、その実現のために考えた未来の姿を積極的に発信をして、仲間や応援者をつくっていく。
これが組織の中で、個人として成長の壁を突破しながら成長を続ける方法である。一人で壁を越えようとしないこと。仲間や応援者と一緒に超えていこうとすること。そのために昇進したときこそ、そこからの未来の姿を描くこと。
今日もステキな一日を!
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