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食欲を抑えられなかった。そんな自分を恥じていた。


こんにちは、浅葱みそらです。
今回は【食欲】をテーマに書いてみます。

わたしは中学生ごろから、食欲と上手に付き合えていませんでした。
30代になった今、少しずつですが、食欲との心地いい付き合い方ができるようになってきました。

わたしの考えを変えてくれるきっかけになった話などを書いていきます。

過剰な食欲、ダイエット、食生活に悩む方の参考になったなら嬉しいです。

「食べたら不安な気持ちが楽になる」と思った

1-1.【食生活の変化】食事を自分で選んで買うようになった

食欲、食生活の悩みは、中学生になった頃から始まりました。
ちょうどこの頃から、食事を自分で選ぶようになったんです。

これは部活や塾などの影響でした。
家庭外で食事を取る機会が増え、コンビニでご飯を買うようになったんです。

栄養など考えず、おにぎり、パンなど好きなものを予算内で買って食べる。
そんな食生活に変化していきました。

1-2.【心の変化】食べてる時は無心になれると気付いた

中学生になった私を悩ませていたのは、もっぱら友人関係。
ある日、辛く悲しい、耐え難い出来事があったんです。
その帰り道、気づくとコンビニに立ち寄っていました。

無性に甘いものが食べたくなったからでした。

手に取ったのは、クリームたっぷりのメロンパン。
コンビニを出た瞬間に袋をあけ、人目も気にせず、ほおばりました。

すると幸せな気持ちになったんです。
悩んでいたことが頭からなくなり、ただただクリームの甘さとメロンパンのさくさくな食感を楽しんでいました。

わたしの中で、「辛い時は甘いものを食べたら楽になる」という認識が生まれました。

ここからわたしは、食欲との付き合い方をこじらせていったのでした。

買い食い&歩き食いが癖になった。そんな自分を恥じるようになった。

2-1.ダイエットに関心を持ち、食べ過ぎてしまう自分が嫌いになった
ダイエットが常に頭を悩ませるようになったのは、高校生になった頃から。わたしは、通学に片道1時間以上かかる高校に進学しました。

中学生の頃は体型を気にすることはなかったのですが、高校生になり意識が一変しました。
進学した高校は美意識の高い子が多かったこと、部活動で体重減が必要だったことが要因でした。

周囲が過剰な食事制限をするダイエットをしていたこともあり、私も一時期ほぼ食べないダイエットをして骨が浮き出るような細さまで痩せたことがありました。

すぐに耐えられなくなり、それまで以上に食欲を抑えられなくなり、リバウンド。
何度もダイエットを繰り返すようになっていきました。

2-2.買い食いが癖に。アルバイト代をほぼ食費に使っていた。
高校生の頃、アルバイトを始めました。
自由にお小遣いにも余裕がでたこと、バイト先が大好きなパン屋だったことから、買い食いに拍車がかかりました。

通学に片道1時間以上かかることもあり、毎日乗り換えの駅でパンやお菓子を買っては、ホームの片隅で隠れて食べてました。

買い食い、歩き食い、立ち食い。
どれも美しくないなと思いながら、食べてる自分を恥ずかしく思いながら。

それでも食べているその瞬間は、無心になれて悩みから解放される気がしていました。
一種の魔法というか麻薬というか。
どうしてもやめられなかったんです。

大学生になっても、社会人になっても、欲求の波はあるものの、どうしても食欲とうまくつきあえませんでした。

あるYouTube動画が変化のきっかけに。自分が心地いい食事をしようと思えるようになった

3-1. ダイエットと距離をおこう。食欲を敬おう。
食欲との付き合い方に悩んでいたわたしですが、ある動画を見て意識が一変したんです。

料理の動画を探していて、たまたま好きになったyoutuberさんが、ダイエットコーチもされている方だったんです。

彼女のダイエット関連動画の中でintuitive eatingというシリーズがあります。
“INTUITIVE EATING BOOKS”という本の内容を要約して伝えてくれている動画なのですが、わたしはこのシリーズが大好きで。

この動画を見ていて、こんなふうに意識が変わりました。

【学んだこと】
・ダイエットカルチャーは過剰に不安を煽ってくるもの
・食欲は自然なもの。自分が欲しているものに耳を傾ける
・食欲には色んな種類がある。栄養を取ることや心で楽しむもの、また悩みから逃避したいという欲求を満たすものなど。
・逃避手段としての食事は一瞬効果はあるが、長続きはしない。
・悩みの解決策は食事だけではない。身体が心地いいことや心がリラックスできる手段を食事以外に持つことで食べすぎずにすむ。
・代替え食品は欲求を満たせず、食べ過ぎを加速させるもの。本当に食べたいものを食べたほうがいい。

わたしは、目の前の問題から逃避するために食べ物に頼っていた。
そんな自分に気付いたんです。

そして逃避目的での食事は、一時的には気持ちを楽にしてくれます。
しかし問題は解決せず、食後には食べすぎた自分を恥じてしまうという、悪循環に陥っていたことに気づきました。


3-2. 「~あるべき!~しなきゃ!」から「今わたしができる心地いいこと」を選択するようになった

彼女の動画で心を動かされ、すごく救われた動画はたくさんあります。
その中でも心に響いたのがこの動画のこの言葉。

Get in your habit, of asking yourself " What is the most loving things I can do for my body right now?
Youtube: Clean & Delicious "3 Helpful Weight Loss Tools + Why Diets Don't Work"

この言葉を、わたしはこんなニュアンスで受け取りました。

『この言葉を自分に問いかける習慣を作ろう!
「わたしの身体のために、今この瞬間に、わたしができる、最も愛おしいことはなんだろう?」』

朝起きてすぐ、食事の前後、ふとした瞬間など、あらゆるシーンで今できることにフォーカスする。
すべきではなくできること。そして自分にとって心地よく愛おしいことをする。

食欲との付き合いが上手になってきた

無性に何か食べたくなった時。
こう自分に問いかけます。

「なんで食べたいのかな?疲れてる?悲しい?」
「何が今自分にできる、自分を愛する行為かな?何したら心地いい?」
「寝る?泣き叫ぶ?深呼吸する?甘いもの食べる?友達に話を聞いてもらう?」

自分の気持ちに耳を傾けて、今できることにフォーカスする。
わたしが心地いいことを選択する。


これは練習していくことで、完璧に問題を把握して正しく欲求を満たせなくても全く問題ない。

できること、心地いいことをしていく。

そうしたら自然と自分の好きな食べ物を食べるようになって。
心地いい食事を試していくと、栄養バランスも自然に整ってきて。

体調、心、体重、食欲もずいぶん安定してきました。


ここまで読んでくださりありがとうございました。
書いていて、改めて自分の気持ちの変化を整理することができました。

これからも背伸びせず、豊かな暮らしを追求していきたいなと思います。

浅葱みそら

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