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TOOBOEの錠剤、MVと原作とで2重解釈して息絶えた話 後編※チェンソーマンネタバレあり

はじめましての方ははじめまして。

そうでない方はおはらーな☀

今回は前口上なしでnote始めます。(なんも思いつかなかっただけ)


今回は前回のnote記事がなんか地味にスキしてもらえているのに震えながら前回の続きかいていきます。

今回もチェンソーマンの原作ネタバレが含まれるのでアニメ勢はバック推奨。
前回記事はこちら。

前回記事の振り返りとかせんぞ!続きだし、前回の内容思いっきり引っ張るからな?オッケイ?オッケイ(ズドン)

歌詞パート分け2番はこんな感じ。前回からちょっとだけ変更。
2A 退屈-失くなったわ
2B 真夜中-したんだわ
2S 心臓-どうかな

C もう一度-自由になろうぜ(2回)

LS 愛に縋って-側にいてくれ

じゃあ今回はサクッと2番の考察いきましょう。

2A

・チェンソーマン
ここはニャーコが食べられたシーンのパワーの脳内なのかなぁって。
パワーが野良悪魔していた時代、食料を得るために家畜やらなんやらいろいろ襲っていた描写があったと思いますが、悪魔としてもまぁまぁ格上であるパワー、というかここでは血の悪魔かな、は「生きるため」に生きていたわけですけど、それ以上の生存の理由がなかったんですよね。それってすごい退屈なことだった思うんです、当時の彼女に果たして退屈という概念はあったのかどうかまではわからないですけども。
それが、何の気なしに拾って育てた、飢えて悲鳴を上げていたニャーコによって、パワーの人生に彩りを与えてくれた存在が、目の前で丸のみにされる。
頭が焼けるように熱くなって、唯一の大切なものがなくなってしまった瞬間だったでしょう。
まぁデンジ君の活躍で無事だったんですけども。

一方でマキマさんの解釈もできるんですよね。なんだこの女、どう解釈しても現れるぞ……これがすべてを支配したということなのか……
あの人ほど人生の終わる寸前まで退屈していた人物もいないでしょう。
そのうえで、あの世界では認知から抜け落ちてしまった概念が相当数存在します。ナチ、WW2、核、租唖、比尾山大噴火、支配に置いていた悪魔たちの概念もですし、前回ちょっとだけ触れた”日”の概念欠落も含めると結構やばいくらいの概念がなくなっています。
でも、それを忘れることができなかった悪魔はどうなのでしょう。
周りだけが忘れていき、自分だけが取り残される。
……すごく、退屈だったんでしょうね。周りだけが、欠落していく様は。

・MV
映像ではメズが追われているのと、その途中でフェザンスとの因縁の回想が入ります。だんだん逃げる先が、外苑階段→廃墟→行き止まりと、詰んでいくのがわかるのがえぐいですね。
それも含めて、ここはメズの話なのかなって。
エテとの関係含めて、ゴズキが命を落としたあの日から時間の止まっていたメズにとってはすごく鬱屈とした日々だったのでしょう。水商売で体を売って、ようやく生きていくような生活ですからね。
そして、まだ幼かったメズにとって、あの日のことは脳裏に焼け付いて離れないトラウマだったのでしょう。
おそらく、ナンパか何かしらの足元をみて関係を迫るフェザンスを振り払ったところを逆恨みされるという、不条理極まりない人生の幕の閉じ方をしたゴズキ。回想から見ても、メズにとっては唯一の肉親だったと思われます。
そんな大切なものをすべて失ったあの日から、何もかもが復讐へとつながっていったのではないでしょうか。

2B

ニーアではないです。

・チェンソーマン
銃の悪魔一党のシーンでしょうね。マキマさんはじめ、多くの主要人物が撃たれ、そのほとんどが命を落とす結構衝撃的なシーンでしたが、マキマさんにとってはチェンソーマン以外で命を落とすことは大したことではありません。というか襲撃も彼女の手引きだったわけですし。
ただ、何もかもが退屈凡庸無意味だった彼女にとって、撃たれる、というか意味がなくとも死を感じた時が数少ない”生きている”を実感した瞬間だったのでしょう。まぁ、生きていることにどれほどの価値があったのかは知る由もないんですがね。
でも、巻き込まれたほかのメンツがかわいそうすぎる。

・MV
この銃声というのが、性的な意味も含めていろいろ考えたのですが、エテが助けるためにドアを開けた時の音の比喩なのが一番腑に落ちたのでそれについて書いていきます。
下っ端たちに追われ逃げ続けたメズも、ついに階段がなくなってしまい絶体絶命の状態に。
それを救ったのは、ほかでもない桃太郎893幹部のエテでした。
彼女の凍り付いた時期からずっとほれ込んでいた彼ですが、組織を裏切ってでも彼女を救おうと奔走します。
ボスの側近ですからね、彼。MV1番のお茶をまともに出せなかった下っ端が顔面破壊されているシーンでも目をつむって見ないようにするほどの彼が、明らかにその後どういう目に合うかを覚悟したうえで救おうとします、漢ですね。
その行動を銃の弾丸のようにただまっすぐにメズのために奔走し、彼女の胸を打ったというのがうちの所見です。
もう少し、あと少し彼のそういうところに気が付けていたら、メズも別の道を歩めていたのかもしれません。
でも、何もかもが遅かったんですけど。

2S

・チェンソーマン
ここはおそらくパワーから見たデンジとマキマさんの関係なのかなって。
何をするにしてもマキマさんが絡むなら心臓バクバクで、どんな扱いだろうと性懲りもなくマキマさんの心をつかもうとする彼を、本人は姉のような視点で見ているのでしょう。
その結果が、支配の悪魔という未曽有の悪魔と出会うことになることも、パワーは知っているわけですから。

でもマキマさんの視点でもいけるんですよね、この女怖い。
デンジの心臓(チェンソーマン)にだけは心が揺れるマキマ。
そんなマキマさんに滑稽だろうとなんだろうと、こりもせず愛を探すデンジ。
マキマさんにとって、地上で唯一といっていいチェンソーマンという対等で未曽有の悪魔と自身の思い描く形で出会える日まで、彼女はデンジの行動がどう映ろうとチェンソーマンのために最善を尽くします。悪女じゃん。悪女だったわ。

後半はデンジ君ですね。
彼女はデンジのことはいつも見ていません。見ているのはチェンソーマンだけです。そんな彼にとっての悲痛な想いなんでしょうね。
ここでデートの誘い文句が、マキマさんの数少ない趣味である映画なのもそういうことなのでしょう。
デンジ君はいつだって必死で一生懸命です。デンジはかわいいですね(I)

・MV
背景で心臓の登場人物が出ますが、そういうことなんでしょうね。申し訳なくないがNTR・浮気はNG。まぁ純愛エテ君との対比でもあるんでしょうけどね。

本筋に戻ろう。ここはもうエテでしょう。
こんな自身の命すら厳しい状況でも、彼は愛のために奔走します。
走って走って、ボスを裏切り内心は相当肝を冷やしていたことでしょう。心拍数もすべてが相まって揺れ続けている中でも、彼の恋慕は曲がりません。
たとえ、ボスという最悪の悪魔と出会うことになろうとも。

その先で、組織の尖兵であるチェンと鉢合わせてしまい、彼はメズを庇い重傷を負ってしまいます。
そこで彼はメズへ逃げろと告げます。
でも、きっと彼の本心が、このサビなのでしょう。
本当はずっと忘れないでほしい、一緒に楽しいことをして、一緒に生きたい。それだけだったんだと。
でも、チェンとの遭遇でそれがかなわないこともわかっているので、突き飛ばし、逃げろと。それが、絶望的だとわかっていても。

C

・チェンソーマン
これはマキマさんで2通りできます。怖い。なんでこの人ずっと歌詞に常駐してるの。

一つはマキマさんがデンジ君に語り掛けている様子。
もう一つはチェンソーマンに投げかけている様子です。
Cが2回同じフレーズなのが、そういうことなのかなって……

デンジ君のほうから。もう一度考えてくれ、チェンソーマンになってしまえ、理性という支配を取っ払って自由に力を振るい、私と一緒になりましょう?っていう勧誘を。

ポチタ(チェンソーマン)には、もう一度考えてくれ、このままデンジの中にいるだけでは悪魔らしい生き方はできないし、振るえる力にも限りがある。なんなら民衆にもヒロイックに見られて弱くなり続ける一方だ。実り時の今こそ、私の支配にも、デンジへの配慮も取っ払って、自由に命の取り合いをしましょう?と。デンジくんの扱い酷すぎない???
ちなみに、ポチタはデンジの心臓であり、TOOBOEの作品観でも錠剤はデビュー作の心臓に通じる面が多いのが意味深ですね。

・MV
これはボスからエテに対しての問答でしょう。
1度目は拷問前、2度目は拷問後に。

そもそもボスとしては幹部のフェザンスを抹殺したメズを許す気などありません。ラスサビでボロボロになったメズを見ても分かりますが、彼女に関しては生かす気が無いんですよね。まぁ娼婦の一人なんてあの世界では相当安い命でしょうし。
それに対して、エテには拷問が始まる前の時点で問いかけをしています。考え直せ、今一度組織への忠誠を示せ、仇への恋煩いなどというしがらみを取っ払ってまた別の相手を見つけて自由に振る舞えばいいだろう、と。
でも、エテは拒みました。

そして、ボス自ら処罰を行います。1番のを見てもこの人Sなのは間違いないんですけれど、幹部の過ち(ボス視点)に対する処罰を誰かに任せないで自分でやるというのも、彼なりの義理なのでしょう。

その処罰をした上で、再度問いかけます。
もう一度考えてくれ、そんな無様な姿を見せないでくれ、最後にチャンスをくれてやるから、メズの呪縛から自由になれ、と。

最初はペンチ、最後は肉叩きハンマーをもってることと、手のグローブが全て外されていること、左腕が右腕より腫れていることや歯が折れてること、ラスサビでも右腕を庇っていることから、最初は爪を剥がし、ハンマーで顔や腕を相当痛めつけたんでしょう。最早拷問である。

そこで、ようやくエテの心が折れます。
ボスに従います、と。
そしたらボスもあっさりとハンマーを投げ捨てるんですよね。エテのことを本当に信じてるんだと思います。
そもそもボスからしたら、風俗街を探せば他にもいくらでも好みの娘はいるだろうし、1番でも書いたようにこの島では絶対的権力を持ってるからいくらでも融通をゴリ押し出来ます。なんでメズに固着してるのか、理解できないでしょう。
でも仕方ないねん、惚れたってのはそういうことやもん……

LS

・チェンソーマン
ここは第一部ラストでしょう。
デンジはマキマさんへの愛に縋り続けた結果、彼女の策略に籠絡され、チェンソーマンも弱体化させられた上で戦うことになります。
ただ、デンジもラストにはそれに気が付いてました。
だからこそ、その裏をかいた、自分を見てないからこそ出来た捨て身の作戦を実行します。
そうであって欲しく無い、少しでも自分を見てくれていたら失敗する作戦だったからこそ、デンジの心も浮ついてたでしょう。
結果、成功してしまいました。最悪ですね、マキマさんの特性があったのもあるんですけど、結局はチェンソーマン(心臓)以外は認識してませんでした。
でも、デンジはそんなマキマさんが好きなままでした。
だからこそ、封神演義以来のアレになる訳なんですけど。

デンジは、支配の悪魔が再びその意思で現れないように丁寧に丁寧に一つになっていき、想いを重ねていきました。

そして第二部、学生という青春に入る訳ですが、まぁホームレスに廃タバコを再利用して売りつけたり、寄ってくる女子からまた命を狙われてたり、暮れなずんだ青春が再び幕あけることになりました。
というか公安編した後に学生になるのなんてチェンソーマンくらいのもんだよ……

・MV
愛に縋って堕ちた結果、組織の面々に囲まれながら、ボス直々にメズの処刑を命じられます。
愛する仇を手にかけて、筋を通すことが、彼に許された最後の自由への切符でした。
ビルの最上階、逃げ場などありません。メズはどうあがいても助かる道はないぞ、というエテへのメッセージでもあったのでしょう。だからこそボスはエテ自身にケジメをつけさせて体裁を保たせようと考え、彼に青龍刀を渡します。

でも、エテはその刀を振り下ろすことはできませんでした。それは拷問に屈して、彼女を裏切ってしまった心故か、ボロボロになっても、惚れた相手が綺麗に写ったからか。

日が暮れてゆく中で、刹那の想いが、エテの中で交差し続けたことでしょう。
ボスは信じました、エテが自分の元へ帰ってきてくれることを。チェンが飽きてどっかへ行ってしまうほどの時間、エテの側で待ち続けてました。
でも、その思いは、エテには届きませんでした。
エテの中にあったのは、メズの幸せだけでした。そんな奴が、手を下すなんてことはできません。

太陽の位置を見ても、半日以上待ち続けたボスは、エテが自身の元へ帰ってこないことを痛感させられます。
組織の体裁、裏切られたこと、悲しみや怒りなど、さまざまな想いを乗せ、ボスの一刀がエテに振り下ろされることで話は終わります。

すごく色々書いたけど、要はボスとエテとメズの三角関係です。
ボスはエテを気に入ってたし、組織の幹部としてそれまで働いてたエテが裏切る訳無いと信じてました。じゃなきゃお茶汲みを秒で処刑するボスが半日も待てる訳がない。
エテはメズへの想いが限界突破してて、そんな彼女の存在は組織よりも上になってしまってました。ボスに対してちょっとビビってる感じもあったので、エテ自身はボスとの波長は少しあってなかったのかもしれませんね。
メズは復讐にしか目が向いてませんでした。姉の命を奪ったフェザンスへの報復こそが、彼女の生きてた意味だった訳ですから。

こいつらみんな一方通行の感情じゃねぇか!!!
もしね、誰かが少しでも反対側に矢印が向いてたら違ったかもしれない。でもそうは無い、そうはならなかったんだよ。だから、この話は終わりだ。
MVがエテの死亡と共に結末がわからなくなってるのも、この話がエテの物語だったんだろうなって思わされます。

まとめ


チェンソーマンとMV両方の視点で書いたけど、どっちも重いわ!!!!
この考察のせいで頭の疲労度がヤバい、どっちも天一のこってりを8倍に濃縮したような作品だから食傷気味だよ!!暫く考察したくないでござる。

ところでこういう考察ってニーズあるの??あくまで自分の見解でしか無いから正解でも何でも無いんだよ???
でも人の考察見るの楽しいよね、わかるとも。
そして書く側はアウトプットしないとさらに食傷起こすものね、わかるとも……orz

というかニーズあるなら今後もっと考察系の記事割合増やすよ???みそらーなの考察見たいのならいいねして!(ダイマ)

また次の記事で会おう!アディオス!!


蛇足

みそらーなの誕生日12月14日なのでお祝いしてくれたら嬉しいです(小声)


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