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PTSDとは?親が子どもにPTSDとは何かをお話しする海外の動画をみました。

父:お父さん、PTSDになったんだけど、医者にもいかなかったし、カウンセリングもいかなかったし、誰にも話さなかったんだ。自分が、病気な人だ、おかしい人だって思われたくなかったんだ。

息子:… お父さん大好きだよ  I love you, Daddy

父: お父さんもだよ I love you, too

Youtubeを見ていたら、こんな風に、PTSDになってしまった親が、自分の子どもに、自分のPTSDの状態について子どもに語りかける動画に出会いました。

3組の親子が登場していて、幼稚園くらいの子ども、小学生くらいの子ども、高校生くらいの子どもが登場していました。

おそらく、アメリカの動画なんでしょう。親御さんは退役した軍属の方のようでした。海外での赴任で生死をかけて戦い、仲間を失う中で、ご自分は生還されたが、PTSDをかかえて生活を余儀なくされたようです。

親御さんに共通していたのは、どの方も自分で自分の命を絶とうとした経験があったそうです。

冒頭に、親子の会話の場面を切り取りましたが、この親御さんが言うように、自分がおかしいと思われたくないから、誰にも自分のことを言わなかったという方も相当に多いのだろうと思いました。

こういった、ブログで、トラウマや、その状態の一つであるPTSDなどについて発信することで、生死をかけて生き延びるためには、心がPTSDの状態になることも、人として自然な反応であること...

そして、生死とまではいかないとしても、相当な苦悩や苦痛な体験があれば、心が生き延びるために、トラウマという状態が起きることを多くの方に知っていただきたいと思っています。

でも、この動画を見て、あらためて、再発見しました。

お父さんの言葉をうけて、この小さな男の子が、I love you, Daddy と返したところです。

この一言は、きっと、医師やカウンセラーとのどんな関りよりも、お父さんは、おかしい人なんかじゃない、というとても強いメッセージとなったでしょう。

人と人の絆(きずな)が、人を癒すのだ、ということをまた強く実感しました。



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