ハノイの美味しい物: 「バインミーママ」
バインミーと聞いて、ベトナムのサンドイッチだと分かる人はどれぐらい居るだろう?日本でも、バインミーに特化したお店が色々出てきている。それでも、「あれね〜!」という会話になる事は稀だと思う。だからちょっと説明。
バインミー(bánh mỳ / mì)とは?
バインミーというのは、もともとベトナム語で「パン」という意味。「ミー」は麦、「バイン」はよく粉物についている単語。「バイン」という単語をもっと知りたい方は、この方のサイトがわかり易かったので、ご参考に。https://gucci-vietnam.com/banh
「パン」という意味なのだけれど、「バインミー」は時にサンドイッチの事を指す。何が挟んであるかというと、肉、ソーセージ、ハム、パテ、野菜、卵、チーズ、揚げ物など様々。サブウェイのシンプル版だと思って頂ければ、想像しやすいのかもしれない。
バインミーに使うパンをよく、「バゲット」と言う方が多いのだが、日本で言う「バゲット」とは全く違う。あんなに固くないし、あれだと口の中の皮が剥ける。バインミーのパンは、もっと柔らかく、周りの皮は薄めにパリッとしている。コッペパンが近いと思ったけど、そこまで甘くない。フォカッチャがより近いと思ったけど、あんなに引きちぎる感じでもない。
という感じで、
日本で手に入るパンで、バインミーを再現する事はなかなか難しい。
だから、ぜひ現地に行って、本当のバインミーを味わって頂きたいというのが私の願い。(笑)
バインミーは、中に入った具とソース類が絶妙な感じで絡まって、包んだパンのパリフワ感と、絶妙なハーモニーを生み出す。首都ハノイでも、1個100円〜高くても200円ぐらいで通常は買える。朝ごはんにも、昼ごはんにも、おやつにもなる。それがバインミー。
前置きが長くなってしまったが、ハノイで発酵旅人がオススメするお店はこちら!
バインミーママ
こちらはハノイで有名な観光スポット、ハノイ大教会の近くにある。教会向かって右手にある、Lý Quốc Sư(リーコックスー)通りをちょっと北に向かうとある。
路地にちょこんとバインミーのガラスケースが添えられて、その横ではとっても明るいお姉さんが、毎日バインミーを売っている。
メニューは色々。ベトナム語の下に英語も書かれているので、わかりやすい。
数字の横に「k」と書いてあるのは、「000」の意味だ。「20k」=「20.000」ドン。日本円で100円ぐらい。これでお腹いっぱいになる。安いでしょ?
このお店のバインミーは、パニーニを作る機械でしっかり挟んで温めるため、パンに線が入っている。
具を挟む時、「パクチー入れていい?」「辛いのは平気?」とちゃんと聞いてくれる。写真を撮っていると、撮りやすいようにしてくれたり、2人で分けようとしてるのが分かると、半分に切ってくれたり、心遣いが素敵なお姉さん。
そのやり取りの後で、美味しいバインミーを食べると、きっと誰もが「また行こう〜」という気持ちになる。それがバインミーママ。
雨の日の営業はどうしているのかが気になるので、今度行ったら聞いてみようと思う。
Bánh Mỳ Mama
住所
54 Lý Quốc Sư, Hàng Trống, Hoàn Kiếm, Hà Nội
Google Map
https://goo.gl/maps/fQ1fyuPs7ALSXGNp9
Facebook
https://www.facebook.com/profile.php?id=100014528082528
お腹に余裕がある人は、はちみつバインミーも是非!ぺちゃんこに潰したバインミーにはちみつを塗って、カリッカリに焼いたやつ。美味しくない訳がないのは、響きから伝わるね。😆
そんなこんなで、
また美味しいバインミー屋さん、他にも紹介しますね〜。
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