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ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?―国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ レポート
国立西洋美術館で企画展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?―国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」が開幕。 まだ見ぬ美術館のカタチを建築から捉えようと試みた布施琳太郎、自分の過去や現在、頭の中が開陳されているようだと語る中林忠良ら21組が参加。
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遠藤麻衣による同館で撮影され自身も出演の映像作品と回転ベッド(座れる!)。 壁にはムンクの版画連作《アルファとオメガ》が並ぶ。 彫刻や絵画でない生の身体という新しいメディアが美術館に持ち込まれること、またそのメディアが持つイデオロギーを問う文脈作りに挑戦したと語った。
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竹村京はWWIIを経て破損状態のまま保存されていたモネ《睡蓮、柳の反映》の欠損部分を絹糸で修復するような作品を展示。前方にかけられた薄いベールが失われたイメージを取り戻していく。糸を"光を含められる素材"として扱い、縦横斜め、モネの筆致と同じ方向に刺繍することで光の捉え方を似せている。
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パープルームは「美術館からの依頼があったから新作を作った」というのではなくこれまでのありようを見せるため、初めてパープルームに出会う人にも名刺代わりとなる展示にしたという。自身らが参照してきたラファエル・コランやボナールがいい意味でぞんざいに飾られ、日常の1コマと融け合っていた。
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プレス向け内覧会を取材し速報でXへ投稿したものを転載した。
Xへの投稿は2024年3月14日。
転載にあたり誤字を修正、画像を追加した。
https://x.com/review_report_/status/1768202910289236338
[5/12まで!!]ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? ――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ 5月12日(日)まで
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2023revisiting.html
テキスト、撮影(一部除く):Romance_JCT
画像は内覧会で撮影したもの
レビューとレポート