第一子、どこで産みますか?助産院選択への道のり。
今回はちょっと生々しい描写のある、産院選びについて。
5、6週目あたりで妊娠が分かって、8週頃で母子手帳を貰い病院を移って、12週で会社に報告して、そうなるとすぐに迫られるのが産院選び。これが本当に難しい。一生に数回の大行事なのに妊娠がわかって早々に迫られる。遅くとも16週くらいまでには産む先にファーストコンタクトを取らないといけない。
16週って言ったら5ヶ月目で妊娠も半ばって感じがするけど、実際のところはお腹なんてほとんど出てないし、”妊婦“の自分にまだ慣れないし。人によってはつわりがあって起き上がるのがやっとだったりする。健診だって1か月起きだし。なのに診察に行くと、はい、どこで産みますか!どんなお産がいいですか?って。想像力にも限界があるわ!!!って思った。
聞ける人全員に聞いて、ネットで毎日調べて、頑張って想像してみて...。12週過ぎたあたりでようやく産院の方向性をなんとなく決めることができた。
結局産むのは私なんだから誰の都合にあわあせる必要もないんだって思えるようになってからは悩むことが減ったかな。
コロナ禍での制約
妊娠8週目から通ってた産院は総合病院で、お産もできるし会社からも家からも近いしで条件的には悪くなかった。出産中何かあったら対応できる医療体制も整っているし。
けれどコロナ禍で立会い出産はおろかお見舞いもできなくなっていた。産む頃にはお見舞いが再開してるかもしれませんよ、って看護師さんは言っていたけれど正直どうなるかわからなかったし、誰にも会えずに出産・入院するっていうのはどうしても不安で考えられなかった。加えて出産姿を近くで見ていないとあの鈍感な夫は出産の大変さを理解することはないだろうって思った。私が涼しい顔して退院してきたら、“出産楽勝だった?”とか尋ねてきかねないなぁ、と。それは許すまじ。
ということで総合病院ではない別の選択肢を探し始めた。
お股は切りたくないし美味しいご飯が食べたい
コロナで立会い出産・お見舞いができないと聞いて総合病院はな...ってまずなったんだけれど、それ以外に総合病院でのお産をためらった理由っていうのがあった。それが
会陰切開はしたくない
分娩台には乗りたくない
産後こそ美味しいご飯を食べたい
の3つ。
会陰(おまた)は切らないこともある、って看護師さんに言われたけど、そんなん直前まで確約ない。切る病院は切るし、伸びなきゃ切るし。そりゃあ切らないと裂けるって言われたら仕方ないのだろうけど...。でもどんなレポ読んでも、無痛分娩で産んでもそうでなくっても“産後の切開痕は激痛”ってあって、産んでヘトヘトの中四六時中お股が痛いのは嫌だなぁと。
分娩台はどうあがいても病院での出産だと分娩台で。あんなんじゃ恥ずかしいしくっていきめないよ!!って思った。
最後の一番大事な条件、食事。少なくとも5日間は入院するのだから美味しいご飯が食べたい、と。これが一番譲れなかった。
上の3つを満たすところというのを考えた時に助産院に行き着いた。昔ちらっと聞いたことがあって、どこかで気になっていたのかもしれない。でも周りには助産院で産んでる人なんてほとんどいなくって。夫の会社の先輩とか、親の知り合いとかに聞いてみても病院で産んでる人がほとんどだった。調べたら1990年代には助産院出産の数はめっきり減っていたみたい。
とりあえず考えていても始まらないのですぐに助産院に電話して助産所巡りを開始した。
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