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それぞれのハードル

ある校舎のボスから、新任の先生の進路指導のサポートを頼まれた。

実は、今教員の世界も人材難。成り手が少ないうえに、離職率も高い・・・

若い女の先生が3年生の進路相談をするので自分もリモートでサポート                 本校は不登校経験者の子が多いので一筋縄ではいかない                      

若手の先生に「準備は大丈夫?」と聞いた小生                            「自分なりに勉強してきました」とやや自身あり気・・・ここでは頼もしいと思っておこうと・・・でも逆に不安                             

3年生の女の子登場                                      若手「進路の方向性は決まった?」                                    生徒「う~ん、なんとなくです」                                  若手「どうするの?」                                  生徒 しばらく沈黙の後「人の役に立つことがしたいかな」                         若手「具体的には?」                                      生徒「う~ん」沈黙                                        若手「進学?・就職?」                                           生徒「すぐ働く自信はないから」                                   若手「じゃ~進学かな。大学?専門?」                              生徒  沈黙・暗い表情                                     

生徒・先生共に沈黙したので、小生登場                                            

小生「 人の助けしたいんだ! 立派だね。たくさん仕事の種類があるから   じっくり選んでいこうね」「何か不安はあるかな?」                       生徒「人見知りなんですけど大丈夫かなって。あと体力もないのが不安です。」                                                   小生「確かにそれは不安だよね。でもやりたいんだよね。 人見知りだけど立派に働いている子をたくさん知っているから、思い切って挑戦してみても大丈夫。まずは短い期間の体験から始めてもいいかもね。」                  「体力は今から少しずつつけていこう。」

しばらく世間話                          

小生「じぁ、今日聞かせてもらった話をもとに、人の役に立つ仕事のリストと実現するための道標表をつくって◎◎先生に渡すね。それ見て、次回話しましょう。あと、家でできる簡単体力作りメニューも送るね」                  「初対面の自分とここまで会話できるなら立派!あと、話している時の雰囲気がやさしさで溢れているから、サービス業につくならそれがすごい武器になるね」 では・・・・        若手にバトンタッチ

終了後若手先生に                                          「勉強してたね。本かなんか読んだのかな?」                        若手「はい」うなだれる                                      「基本は間違えていないよ。でもゴール設定を間違えたね。というより意識してなかったのかな。 運動経験ゼロの子に100m10秒で!とは設定しないでしょ? ましてや、運動苦手な子に高校生標準記録も難しい。             だったら、もっと手前の目標設定して、尚且つ練習の仕方を教えてあげないとね。 やり方がわかったら、このくらいの子たちは想像以上に成長してくれるから。まずは、子どもたちを見ること。徹底的に見てあげてください」

若手「私はむいていないのでしょうか?」

小生「そうかもしれないね。そう思っちゃうんだから。 俺と一緒だね!                俺も今まで「センスないな~」ってずっと思っているから、いろいろと準備に時間かけてる。ビビりで小心者も悪くないかもよ。逆に進路指導自信満々な人に出会ってみたいww

若手の先生たちも子どもも一緒。わからない=自分はダメになってしまう              

それは上に立つものの責任   

できない、わからない は〇                                   やらないは✖

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