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コーヒーの印象が覆った日 焙煎度合いから見る好み🔰

こんにちは、三十路コーヒーのM.Kです。
すっかり春っぽい気候になってきました。花粉症に苦しんでいます。スギ花粉に苦しめられているとはわかっているけれど、黄色いミモザがモサモサしているのを見ると、なぜか身構えてしまいます。

梅。この季節は梅だか桃だか桜だか区別が難しい

今回はコーヒーの選び方について、焙煎(ロースト)度合いから説明したいと思います。コーヒーの好みがよくわからない、どんなコーヒーがあるのかわからない、という方に向けています。

良いイメージではなかったコーヒー


その前に自分のことを少しだけ。
2年前にコーヒーにはハマるまで、私はコーヒーの味を楽しむなんてことを考えたことがありませんでした。

コーヒーに抱いていた印象はたった一つ。

苦い

紅茶かコーヒーか選べと言われたら、コーヒーを選ぶことの方が多いかな、程度。あまり良いイメージではなかったかもしれません。

食後にお口直しをしたいとき、朝に気合いを入れたいとき、外出先で、なんとなくカフェインを摂取したいと感じたとき。味は関係なくて、安さを重視していました。家では、スーパーで買ってきた粉を使い、外では、コンビニや大手コーヒーチェーンで買っていました。

飲みすぎると胃もたれすることもあって、正直、おいしいと感じたことはありませんでした。(ごめんなさい)
今は、ブラックで飲むことがほとんどですが、ミルクを入れて味をごまかしていたことも多々あります。嗜むものとは思っていなかったからです。

2年前に知人に自家焙煎のコーヒーをもらったことを機に、世界が変わりました。こんなに後味がすっきりしているものがあるのか!と衝撃を受けました。

酸味があるコーヒーも、質の悪い劣化した酸味ではなく、スッキリと爽やか。苦みも、長く口に残る苦味ではなかったのです。後にわかったことですが、私が普段飲んでいたコーヒーは、好みではない深煎りが多かったのだと思います。

知らなかっただけで、コーヒーの奥深さを感じ、どんどん沼にハマっていきました。

三十路コーヒーでは、少しでも多くの人に、「こんなコーヒーあるのか!」と思えるコーヒーに出会ってもらいたいと考えています。敷居も低くありたいと思っています。コーヒーに詳しくないから手を出しにくい…という人にこそ、お届けしたいのです。

私がそうであったように、コーヒーの価値観が変わるきっかけを作れたら、最高です。

究極の二択!苦味か酸味か


熱くなりすぎました。本題に入ります。
「どんなコーヒーが好きですか?」と聞かれたら、どのように答えるでしょうか。2年前までの私は、答えに困り、選択肢を提示してくれ、とすら思っていました。

コーヒーは結局「苦いか酸っぱいかだよね」とお客様に指摘されたことがあります。

ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える 世界一美味しいコーヒーの淹れ方

コーヒーを淹れる世界チャンピオンになった井崎英典さんが出した『世界一美味しいコーヒーの淹れ方』という本の中に、上記一文があります。これを読んだとき、私は、この“お客様”に共感しました。まさにそう思っていました。

コーヒーの味を究極の二択にすると、苦味があるかor酸味があるかになると思っています。
そして、“好み”として一番伝えやすいと思います。

生豆が持っている特性にもよりますが、苦味と酸味は、焙煎の度合いによって強弱が変わってきます。

焙煎度合い

8段階に分かれています。8つを浅煎り、中煎り、深煎りにくくることが多く、その基準は各コーヒー屋さんによって異なります。シティローストより深いものを深煎りに分類するところもあります。三十路コーヒーでは、全体のバランスをとって、シティローストを中深煎りにしています。

焙煎度合いと味わい

ライトロースト、シナモンローストは、生豆の青臭さが残っているため、一般的には飲まれることは少ないです。
ミディアムローストは酸味がメイン。アメリカンタイプの軽い味わいです。

タンザニア🇹🇿ハイロースト

ハイローストでは酸味が先行し、苦みも多少出てきます。喫茶店や家庭用のコーヒーではこの状態が多いそうです。

シティローストは、苦味がやや強くなるものの、酸味と苦味のバランスがよく、日本でもよく飲まれます。

フルシティローストでは苦味が主体となり、酸味はあまり感じられなくなります。どちらかというとアイスコーヒー用。

元データなかったのでインスタから。
ウガンダ🇺🇬フレンチロースト。
豆内部の油が染みだし、テカっています

フレンチローストまでいくと、苦みがかなり強くなります。カフェオレに向いています。イタリアンローストは、自家焙煎したことはないですが、ヤバいほど黒いと思います。煙もすごそうです。火災報知器が鳴るレベルと想像します。

苦いものが好きな人は深煎り、酸味がある方がいい人は中煎りをおすすめしますというのが、ひとまずの結論です。コーヒーショップで焙煎された豆を選ぶときに焙煎度合いも参考にしてみてください。

選択肢を提示されておらず、「どんなコーヒーがいいか?」を聞かれたら、「酸味が強いものがいい」「苦味が強いものがいい」「あまり苦くないものがいい」「酸味があまり好きじゃない」など、苦味・酸味の有無や程度を伝えると、手っ取り早い気がします。

先日、某コーヒー店で9種類からコーヒーを選ぶ際に私は、「あまり苦みが強くないものがいいです」とお伝えしました。店員さんが「では、あまり苦くなくてマイルドな味わいのがいいですかね」と1つ選んでくれました。あとで調べたところ、シティーローストで、ちょっと苦かったです笑
(9種類のうち、ハイローストは1種類だけ。ほかはシティローストやフルシティーローストより深いものでした)

私は、苦いものよりも比較的すっきりとした味わいで、コクも感じられるコーヒーが好きです。三十路コーヒーでは、そんな私好みのコーヒーを集めました。苦味のあるコーヒーもありますが、キレの良い苦味で、私も気に入っているものです。
ご興味あればぜひ。



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