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幼なじみが絶対に負けないラブコメの感想

幼なじみが絶対に負けない、だとぉ…?

幼なじみはなぁ!負けることで主人公、ヒロイン共に魅力が輝くんだよ!と言いつつも現実にいたら真っ先に嫁にしたいと思う私です。

昨日の夜に読み終わった「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」を読んだ感想をさらっと書きます。以下は要点。

①少年漫画だ…これ②幼なじみも主人公も可愛い③テンプレ?


①少年漫画やん

小説だけど、少年漫画のように読めます。場面の説明が端的に分かりやすい言葉でまとめられているため、情景描写がしやすい。また一ページが場面のコマ割りのひとつひとつであるかのように作成されてるので、さらにゴリゴリ読んでいける。そう、これは小説の皮を被った漫画であったのだ!ナッナンダッテー!

また章ごとに転換がはっきりしているため、次の展開も予測しやすい。章の終わりで新キャラが出たなら次章でその説明、新キャラと他の人との絡みで厚み付け。そして本筋に絡めていく、といった感じでとかく読みやすいし、飽きさせない工夫が感じられる。

いや、ホントに連載してる場面が逐一浮かぶんですよ!キャラと文章がイキイキしてるんです!読んでください!

②幼なじみも主人公も可愛い

ラブコメってのは主人公とヒロイン達の絡みを見て「てぇてぇ…」と言うのが持論。例に漏れず主人公も幼なじみもウブ(一部)で可愛いこと可愛いこと。

個室に二人っきりになり相談してるうち甘い雰囲気に…

幼なじみが攻める!主人公照れる!仕返しする!幼なじみ照れる!!お互い照れる!!!自暴自棄になりキスを迫る!主人公どうなる!?

かぁ~癒しか~!という、いわば甘々カップルのいちゃつきを「てぇてぇ…甘すぎる!勝手にやってろ!(保護者目線)」となるか何コイツら…となるかで評価は分かれるところだろう。

おそらく好きではない人は全く好きになれないほど甘ったるいが、私、大好物です。ご馳走さまです。

③テンプレ?

何というか、分かりやすすぎて逆に展開が読めてしまうのがちょっと残念だった。

事件おきる→試行錯誤で調査→新たな敵!黒幕はあいつだ!!→過去との対峙…そして…!!→フィナーレですよ!→エピローグ

この流れに沿っている+分かりやすい文章なのでとても頭に入りやすいがために彼らがどうなるかを予測しやすい。いわば、テンプレート的、というとあれなのだが…

だってエピローグで妹キャラ出てくるんですよ?となると次巻ではお姉さん(先輩キャラとか)がエピローグで出てくるに違いないですよ?その後は他校のキャラと年間行事、季節のイベントその他…

つまり話自体はよくあるラブコメだ、ということになる…


しかし、他に何があるというのか?学園が日常であれば日々の彼らを描くか?一時限目の国語の授業を面白く書く?掃除の時間?下校?テストの様子?たまの休日?

そうなんだよなぁ…恋に呪われて、その過程での悩みやハプニングを捉えるのがラブコメなんだよな。イベントそれ自体はありきたりでも構わない、むしろ読者の共感を得るのであればそれがいい。それよりかは人物が何を考えて、どのように行動していくのかを明確にしていくことのほうがいい。軸のぶれた考えは場合によっては「なんだこいつ…」になりかねないと思うし。


といったこところでおしまい。

10点満点なら9点!めちゃ面白い!ラブコメ好きの少年漫画好きなら誰にでもおすすめ!の「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」をよろしくお願いします。