見出し画像

所有される彼女

直近で読ませていただた記事にとても共感したので、私自身のこの言葉に対する違和感を書き留めておく。


人と人とが交際を始めると、その2人の関係性は次のステップへ進む。いわゆる「彼氏」「彼女」という言葉でお互いを認識するようになる。


これ、何が変って、「彼男」「彼女」ではないところ。


彼女という代名詞、「女」であることが強調されていて、すごく不快感を覚える。


まずそもそも、交際を始める2人は対等な関係であるべきである。

しかし、彼氏、彼女という言葉は男女が対になっていない時点で上下関係が発生している。

「彼女」という「女」がはっきりと含まれるのは、所詮女性は男性の「所有物」であるというような潜在意識すら見出せる。


彼氏」は「彼女」を所有する「持ち主」である

彼女」と表される人間は所詮誰かの「」である

私はそうした意味でこの言葉が苦手である。だから、文字に書くときは「恋人」を使う。人との会話では伝わりやすさがゆえ、彼氏、彼女と使わざるを得ないが。

「恋人」は、男女どちらにも使うことができるし、
なにより、相手をきちんと所有物ではなく、「人」としてまなざしている感じがある。

言葉は、時代と共に意味が変化するし、新しい言葉も生まれてくる。

しかし選択する言葉一つで印象は変わるということを忘れないでおきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?