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味噌を知る体験会

みそソムリエakikoです。
地元、大館市で「初めてさんの味噌仕込み体験会」を開催しました。

「初めてさん」という初心者さん、ビギナーさん向けの講座は、
美味しいお味噌を造るという以前に、もっと根本的なところとして、味噌がどうやって味噌になっていくのかを知る体験会となっています。


乾燥大豆を蒸すと、大きさが3倍ほどになるということ、
その年の新大豆と昨年の大豆との扱いの違い、
麹蓋で作られた麹は、固まりになっていること、
その製造方法が今でも貴重となっていることなど、

普段の生活で見落としてしまいがちな小さなことからお伝えしております。



ググれば作り方やレシピは無限に出てきますが、
発酵食は、その土地の食材や気候によって数字では表せないものが山ほどあります。

その「当たり前」は、その場だからこそお伝えできるものだし、
場と時を同じくする体験会だからこそ、リアルな疑問や不安にお答えすることもできるわけで、

だからこそ、味噌づくりは、その土地で開催されているリアルな体験会への参加をお勧めします。


秋田杉の木桶にも触れてもらいたく、今回は少しだけ展示もしてみました。



大館市内外の方がご参加くださいました。
皆さん、お味噌を一度も作ったことがないとのことで、熱心に作業を進めると共に、素朴な疑問質問に花が咲きました。


発酵の過程が目で確認できるように、
味噌が味噌になっていく様子を見守っていただくために、
初心者様向けの講座は、(邪道とは知りながらも)あえての透明みそ仕込み袋で。


地元の新聞にもご紹介いただきました。
味噌は人をリアルにつなげ、地域の食と資源を繋ぐ優しくもたくましい、素敵なものです。

地域の中で、もっともっと味噌仕込みの輪、体験の輪が広がっていけるよう、努力してみたいです♪


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