オリジナルアイデアを生み出す4つのテクニック
オリジナルの、素晴らしいアイデアはなかなか出てきませんね。
もっとも、私を含め凡人には普通思いつかないからこそオリジナルなわけですが。
しかしながら、何が何でもオリジナルアイデアを出したい、出さなければならない!という時もありますよね(ない?)。
そんな時の技が以下です。
普通の人が何もせず何かを急に思いつくわけはないので、技術(テクニック)として構成してみました。
尚、お題として「人はなぜ働かなければならないか」を考えてみることにしましょう。
1. 最初に思いついたアイデアを問答無用で削除する
最初にパッと思いついたものは、大抵常識や一般論であることが多いものです。
ニュースで見たものや、意外とドラマで見たセリフ等が多いです。
それはあなたのオリジナルではなく、オリジナルっぽい言葉をどこかに探しに出かけていった結果である場合があります。
■回答例1
お金を稼ぐため。
それは自分のためだけではなく、稼いだお金で家族を養うためでもある。
2. 2番目に思いついたアイデアを問答無用で削除する
また削除します。
2番目は最初よりもちょっとオリジナル風な気がするものが出てきます。
しかしそれもどこかで聞いたことがあるもので、自分でもオリジナルだと思っているが、そうでもないものだったりします。
■回答例2
生きるために働く。
そもそも大昔から何万年も人間は生きることそのもののために狩猟していたのだ。
働くという行為はもはや遺伝子レベルでの行為なのだ。
3. 3番目に思いついたアイデアもやっぱり削除する
さて、キツくなってまいりました。
また削除してしまいます。
今度はドラマの脇役がボソッといいことを言ったようなセリフが出てきたりします。
自分も聞いたことがあることを覚えていないので、いよいよオリジナルな気がしてきます。
■回答例3
金を稼ぐ ≠ 生きる ≠ 働く
である。
我々は社会とのつながりをもつために働くのである。
現代人の多くは仕事を通して社会とのつながりを確保しているのだ。
つまり、コミュニティの一員としての役割を果たしている。
4. 寝かす
と、この辺で一旦寝かせましょう。
問を頭の片隅に残したまま数日間過ごします。
しばらくして、ふとトイレに入っている間に思いついたアイデア、それがオリジナルかもしれません。
アイデアが思い付く場所は、昔から三上(さんじょう)と言われています。
・馬上(今でいうと電車、車、自転車等で移動中でしょうか)
・枕上(布団に横たわっているときですね)
・厠上(トイレです)
私はトイレで思いつくことが多いです。
トイレで思いついたのがこちら。
■回答例4
本当は働かなくてもいいんじゃないか?
そういう社会も成り立つのでは?
それがポスト資本主義というやつ??
そう、我々は資本主義万歳社会によって、働かなければいけないと思いこまされているだけ。
ここまできましたが、実は多分これも完全なオリジナルではないはずです。
過去に読んだ色々な本などの知識が不意に合わさっただけかもしれません。
ここまできても「普通の人よりは多少斬新なアイデアを出せる」レベルかもしれません。
でも我々はスティーブ・ジョブズではないので、それで十分だったりします。
上記がオリジナルに聞こえる人も多いのではないでしょうか。
以上、思いついたアイデアをひたすら削除しよう、でした。
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