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不登校児童が爆増中

不登校児童が爆増している

以下は2023年10月に文部科学省から公表された不登校児童数の推移だ。

不登校児童生徒数の推移

「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」より

気になるのは、ここ数年で爆増しているということだ。
平成27年あたりまではほぼ横ばいで推移していることがわかる。

ではこの期間に一体何があったのか??

いじめが増えたのか?ということで同資料のいじめの認知件数を確認してみる。
※コロナによる長期欠席は上記の数とは別扱いになっています。

いじめの認知件数

確かにいじめの「認知件数」は増えており、相関があるように見える。
ただ、「認知件数」はいじめが発覚した件数が増えたということで、いじめ自体の件数はわからない。
また、不登校児童が増加するより前に増加し始めていることがわかる。

いじめの解消状況

いじめの解消件数も増えている。
周りの人々に聞いている限り、最近は学校の対応も相当素早いようだ。
まぁこれまでに様々な問題がありましたからね・・・

いじめの発覚の増加と、解消の増加。
「発覚と解消の増加」それ自体はいいことである。
発覚していないものも含めた実際のいじめ件数がわからないのだが、私は実は減っているのでないかはと推察している。
その理由は、発覚と解消が増加するというのは、警察が増えれば犯罪は減るようなものだと思うからだ。

発覚していないものも含めた実際のいじめ件数(勝手に推定)

例えばこんな感じ。

実際のいじめ件数(勝手に推定版)

続いて学年別いじめの認知件数だ。

学年別いじめの認知件数

そしてこっちが学年別不登校児童生徒数。

学年別不登校児童生徒数

あれ、全然リンクしていない。
いじめが多い:小学校
不登校が多い:中学校
となっている。

不登校の要因

うーん、あ、ありました不登校の要因。

不登校の要因

えっ
第1位は「無気力、不安」。
なんと要因の50%以上。

答えになっているのだろうか?
「その他」と言ってるのと同じではなかろうか。
「無気力、不安」になった理由とは?


つづく

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